【小説】カフェ・シェリー

ここは喫茶店、カフェ・シェリー。
登場するのは40代の渋いマスターと20代の店員マイ、そして主人公はお客様であるあなた。
そこで体験する、魔法のコーヒー「シェリー・ブレンド」の味で、お客様は何かに気づき、そして希望を持っていく。
そんな喫茶店のお話です。


テーマ:

 私は心配になってのりちゃんにそう尋ねた。

 

「大丈夫、おばちゃん、心配しないで。でもね、私を守ってくれるたくましい王子様が現れてくれるとうれしいんだけどなぁ」

 

 のりちゃん、あさっての方を向いて目をキラキラ輝かせている。まさにおとぎ話の世界って感じ。でも、のりちゃんを守ってくれるような力強くてたくましいボーイフレンドがいてくれるとありがたいのは間違いない。

 

「でも不思議よね。コーヒーを飲んだだけで私の願望がわかっちゃうなんて」

 

「ふふふ、このシェリー・ブレンドは飲んだ人が今望んでいる味がするの。人によってはそれを映像で見せてくれることもあるのよ」

 

 マイさんはそう説明してくれる。なるほど、それで魔法のコーヒーなのか。

 

「おばちゃんはどんな味がしたの?」

 

 ふいにのりちゃんが私に質問してくる。

 

「えっ、私?えっと、私は…」

 

 さっきの味を思い出そうとする。すると、不思議と舌の上でその味が再現されてくる。それをそのまま口にする。

 

「最初はすごい香りとコクがあった。けれどすぐにそれが何処かへ飛んでいってしまって。あれって思った瞬間に、今度は全く違う香りとコクを感じたの。新しい味のほうが私の気持ちを高めてくれた…」

日向ひなたさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

    ブログをはじめる

    たくさんの芸能人・有名人が
    書いているAmebaブログを
    無料で簡単にはじめることができます。

    公式トップブロガーへ応募

    多くの方にご紹介したいブログを
    執筆する方を「公式トップブロガー」
    として認定しております。

    芸能人・有名人ブログを開設

    Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
    ご希望される著名人の方/事務所様を
    随時募集しております。