第97話 握る手、離す手 その12 | 【小説】カフェ・シェリー

【小説】カフェ・シェリー

ここは喫茶店、カフェ・シェリー。
登場するのは40代の渋いマスターと20代の店員マイ、そして主人公はお客様であるあなた。
そこで体験する、魔法のコーヒー「シェリー・ブレンド」の味で、お客様は何かに気づき、そして希望を持っていく。
そんな喫茶店のお話です。


テーマ:

 マイさんがコーヒーを運んできてくれた。一瞬にして場は漂ってくるコーヒーの香りに包まれた。なんとなく落ち着くな。

 

「飲んだらどんな味がしたのか、感想を聞かせてくださいね」

 

 そう言いながらコーヒーを私達の前に置いていくマイさん。果たしてどんな味がするのだろう。そして、私にどんな願いがあるのかを教えてくれるのだろう。ドキドキしながらカップを手にする。

 

「いただきまーす」

 

 のりちゃんはすぐにコーヒーを口にする。私も遅れてコーヒーカップに口をつけた。

 

 うん、おいしい。こんなに美味しいコーヒーを飲んだのは始めて。いつも電気屋のお店版をしているときには、コーヒーメーカーで入れるものは飲んでいる。けれど香りとコクは比べ物にならないくらいこちらの方が強い。

 

 けれど、その香りとコクがすぐにどこかへ飛んでいってしまう。あれ、どうして?そう思った瞬間、別の味が私の舌にふってきた。同じコーヒーなのに、別の味に感じる。なんなの、これ。

 

 次に感じた味、それは私に新しい刺激を与えてくれた。最初に感じた香りとコクよりもさらに強く私の気持ちを高めてくれる。古い味よりも新しい味。これが私が求めていたものなの?これってどういう意味?

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