第95話 働いたら負け その18 | 【小説】カフェ・シェリー

【小説】カフェ・シェリー

ここは喫茶店、カフェ・シェリー。
登場するのは40代の渋いマスターと20代の店員マイ、そして主人公はお客様であるあなた。
そこで体験する、魔法のコーヒー「シェリー・ブレンド」の味で、お客様は何かに気づき、そして希望を持っていく。
そんな喫茶店のお話です。


テーマ:

「まぁ、そんな気持ちがないわけじゃないけど」

 

 ミキちゃんの手前、ちょっとカッコつけたい自分がいたのは否めない。けれど、それがオレの本音なのか、まだ疑問でもある。

 

「シェリー・ブレンドは嘘はつかないからなぁ。俺もシェリー・ブレンドのおかげで、今の自分の使命に気づいたんだよ」

 

 ユウイチがそう言う。どういう意味だ?

 

「そうそう、そのおかげで私もユウイチと同じ道をいくことになったんだよね」

 

「ミキちゃん、シェリー・ブレンドのおかげってどういうこと?」

 

「このコーヒーね、魔法がかかってるの」

 

「魔法!?」

 

 さらに意味がわからなくなってきた。どういうことなんだ?

 

「マスター、魔法の意味を説明してくださいよ」

 

 にこやかに笑いながらオレたちの会話を聞いていたマスター。ここで口を開いた。

 

「このシェリー・ブレンドは飲んだ人が望んだ味がするのです。その人が持っている願望や希望を味にして表現してくれます。中にはそのイメージが頭のなかに飛び込んでくる方もいらっしゃいます」

 

「そうそう、俺のときがまさにそうだった。あのイメージは強烈だったもんなぁ」

 

 にわかには信じられなかった。が、オレも今それを体験したばかりだったのを思い出した。

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