第95話 働いたら負け その13 | 【小説】カフェ・シェリー

【小説】カフェ・シェリー

ここは喫茶店、カフェ・シェリー。
登場するのは40代の渋いマスターと20代の店員マイ、そして主人公はお客様であるあなた。
そこで体験する、魔法のコーヒー「シェリー・ブレンド」の味で、お客様は何かに気づき、そして希望を持っていく。
そんな喫茶店のお話です。


テーマ:

「ユウイチ、お前オレのことどうしてそこまで知っているんだよ。オレが株で儲けていることなんて、誰にも話したことないはずだけど」

 

「確かに、ゲーム仲間には話してないだろうけど。でも、お前の母親はどうなんだ?」

 

「母親?うちの家族には株をやっていることは話したけど、儲けているなんてことは…」

 

 言っていないつもりだが、オレがこうして留守をしている間に勝手に部屋に入って、預金通帳を見るくらいのことはやっているかもしれない。そう思うと、ゾクッとした。

 

「で、でも、どうしてお前が母親のことを知っているんだ?」

 

「シンジ、お前家族のことをどれだけ知っている?」

 

「家族のこと?」

 

 そう言われると、ウチの家族が何をしているのかよく知らない。もう十年以上も引きこもり生活をやっているので、家族と大した話をしたことがない。

 

「シンジ、特にお前のお母さんはお前のことを心配しているんだぞ。けれど、同じような親同士で何かできないかと考えて、今は俺たちと一緒になって活動をしている」

 

「活動って、お前たちは何をやっているんだ?」

 

「ミキ、あれを出してくれるかな」

 

「はい」

 

 するとミキちゃんはバッグからパンフレットを取り出し、オレに差し出した。

日向ひなたさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

    ブログをはじめる

    たくさんの芸能人・有名人が
    書いているAmebaブログを
    無料で簡単にはじめることができます。

    公式トップブロガーへ応募

    多くの方にご紹介したいブログを
    執筆する方を「公式トップブロガー」
    として認定しております。

    芸能人・有名人ブログを開設

    Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
    ご希望される著名人の方/事務所様を
    随時募集しております。