第95話 働いたら負け その12 | 【小説】カフェ・シェリー

【小説】カフェ・シェリー

ここは喫茶店、カフェ・シェリー。
登場するのは40代の渋いマスターと20代の店員マイ、そして主人公はお客様であるあなた。
そこで体験する、魔法のコーヒー「シェリー・ブレンド」の味で、お客様は何かに気づき、そして希望を持っていく。
そんな喫茶店のお話です。


テーマ:

「ここは?」

 

「カフェ・シェリーという喫茶店で、ここのマスターにぜひ会って欲しいんだ。シンジもきっと人生に対しての価値観が変わるぞ」

 

 ここのマスターがネットワークビジネスの親玉か。油断しないようにしないと。

カラン・コロン・カラン

 

 店の扉を開くと、心地よいカウベルの音。同時に聞こえる女性の「いらっしゃいませ」の声。さらに、コーヒーと甘い香りがいい感じにブレンドされた空気がオレを包み込む。

 

「マスター、こんにちは」

 

「おぉ、ユウイチくんにミキちゃん、いらっしゃい」

 

「今日は友だちを連れてきました。ぜひマスターに話をしてもらいたくて」

 

「そうか、じゃぁカウンターがいいかな。ちょうど三席空いているよ」

 

 そうしてオレはカウンター席へと誘導された。あらためてお店を見回すと、カウンターに四席、お店の真ん中に丸テーブルで三席、窓際の半円型のテーブルに四席。小さな喫茶店だが、狭いと感じるほどではない。ちょうどいい空間、という感じだ。

 

「こちらが友達のシンジ。今は株の取引を中心にやっているんです」

 

「ほう、株取引か。私も興味はあったけれど、そういうのには疎くてね」

 

 ここで思い出した。このことを聞こうと思っていたんだった。

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