【小説】カフェ・シェリー

ここは喫茶店、カフェ・シェリー。
登場するのは40代の渋いマスターと20代の店員マイ、そして主人公はお客様であるあなた。
そこで体験する、魔法のコーヒー「シェリー・ブレンド」の味で、お客様は何かに気づき、そして希望を持っていく。
そんな喫茶店のお話です。


テーマ:

 このコーヒー、飲めば飲むほど笑顔になれる。娘の笑顔、妻の笑顔、取引先の笑顔、いろんな笑顔がどんどん頭に浮かんでくる。それとともに自分も笑顔になっている。そうだよな、笑顔っていいよな。ふとそんなことを思ってしまった。

 

「笑顔、か」

 

「谷川さん、笑顔が頭に浮かんだのですね」

 

 羽賀さんの言葉で我に返った。そうだった、今はコーヒーを飲んでいたんだった。

 

「あ、えぇ、なぜか沢山の人の笑顔があたまに浮かびました」

 

「ということは、笑顔を欲しているんですね」

 

 今度はお店の店員さんがそう私に言った。

 

「えぇ、まぁそうなりますね。私はクライアントに笑顔になってもらいたくて仕事をしている。もちろん、家族にも笑顔になってもらいたい。けれど、クライアントは笑顔になっても家族の笑顔が得られていない…」

 

 言葉が先に出てきた。そうなんだよ、家族には泣かせてばかり。だから娘も反抗期になってしまうんだ。これをどうにかしないと。

 

「谷川さん、お仕事のクライアントを笑顔にするために、どのようなことをしていますか?」

 

「えっ、クライアントを笑顔にするために、ですか?」

 

 ここで私はふと考えた。私が信条としていること、それは約束を守ることだ。

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