【小説】カフェ・シェリー

ここは喫茶店、カフェ・シェリー。
登場するのは40代の渋いマスターと20代の店員マイ、そして主人公はお客様であるあなた。
そこで体験する、魔法のコーヒー「シェリー・ブレンド」の味で、お客様は何かに気づき、そして希望を持っていく。
そんな喫茶店のお話です。


テーマ:

「わかった。みんなには話しておく。でも、反対する人がいたら無理だから」

 

「そうか。ありがとう」

 

 ということで、このことを早速部活の時間に話した。すると、意見が真っ二つに分かれた。

 

「これで作品が有名になるなら、私達がやっていることも日の目を浴びるじゃない」

 

 これは私と同じ考え。けれど反対派の意見はこうだ。

 

「それって、紗季菜先輩のお父さんのためじゃないですか。自分たちはそんなのに使われるの、まっぴらごめんです」

 

 反対意見を言い出したのは、もちろん忍である。こいつ、ウチのお父さんに会っているにも関わらず、勝手にアドバイスを受けに行ったにも関わらず、よくそんなこと言えるな。

 

 反対派は主に一年生。二年生は賛成派である。結局最後は先生に判断を委ねようということになった。

 

「いいんじゃない。学校もクローズアップされるんでしょ。放送は文化祭の前なの?もしそうなら、人もたくさん来てくれるし」

 

 お気楽な先生。結局この言葉で、テレビ取材を受けることとなった。だが、これが決まったときに忍が思わぬ一言を私にぶつけた。

 

「やっぱり親子じゃん。紗季菜さんってお父さんそっくりだ」

 

 この言葉は私の心を大きく揺さぶった。嫌な気持ちだ。

 

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