【小説】カフェ・シェリー

ここは喫茶店、カフェ・シェリー。
登場するのは40代の渋いマスターと20代の店員マイ、そして主人公はお客様であるあなた。
そこで体験する、魔法のコーヒー「シェリー・ブレンド」の味で、お客様は何かに気づき、そして希望を持っていく。
そんな喫茶店のお話です。


テーマ:

 なるほど、確かに宅配で食材を運んでくれるサービスはある。忙しい家庭にはありがたいものだ。 

 

「じゃぁ片付け、こちらはどうなんですか?」 

 

「確かに、マイはちょっとズボラなところがあって。使いっぱなしにしたり、ものを捨てずに取っておいたりという事が多いですね」 

 

 これはウチと同じだ。 

 

「マスターはそれに対して不満じゃないんですか?」 

 

「最初は不満に思ったこともあります。けれど考え方を変えました。マイがしないのであれば、私がやればいいことだって。だから、使いっぱなしになっていて気になるものがあれば、私が片付けていますよ。捨てないものも、これは使うのかを確認してから私が捨てています」 

 

「でも、それって大変じゃないですか?」 

 

「いえ、慣れてしまえばなんてことはありません。これが家の中での自分の役割だって思えばいいんですから。マイだって働いている。だから家事の全てをマイに任せてしまうことこそが、危険な考えだって私は思ったのです」 

 

 カップを磨きながら、マスターはにこやかな顔でそう答える。確かに奥さんが働いているのであれば、家事はある程度平等に行うべきだろう。けれど、我が家の場合、妻は専業主婦でずっと家にいる。

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