【小説】カフェ・シェリー

ここは喫茶店、カフェ・シェリー。
登場するのは40代の渋いマスターと20代の店員マイ、そして主人公はお客様であるあなた。
そこで体験する、魔法のコーヒー「シェリー・ブレンド」の味で、お客様は何かに気づき、そして希望を持っていく。
そんな喫茶店のお話です。


テーマ:

「あはっ、奥様って私にそっくりですね」 

 

「えっ、あなたが?」 

 

「はい、私も夫から、もっときちんと片付けてくれってよく言われます。仕事もこうやって昼間にこのお店にいるから、どうしても惣菜が多くなっちゃって」 

 

「お若いのに、もう結婚されているんですね」 

 

 いやぁ、これには驚いた。こんなにきれいで若い女性の旦那さんって、幸せなんだろうなぁ。でも、今の口ぶりだとその旦那さんも俺と同じ思いを抱いているかもしれないな。 

 

「旦那さん、文句は言わないんですか?」 

 

「だったら直接聞いてみますか?よかったらカウンターに移動されませんか?」 

 

「えっ、直接?」 

 

 どういう意味だろう。女性店員はそう言うと、まだ飲みかけのコーヒーカップをカウンターに運んでくれた。そしてこのお店のマスターになにやら話をしている。なんだかよくわからないけれど、俺は荷物を持ってカウンターへと移動した。 

 

「いらっしゃいませ。こちらへどうぞ」 

 

 カウンターではマスターが私を待っていた。 

 

「マイから聞きました。私の話を聞きたいということで」 

 

「私の話って…えっ、じゃぁこちらの店員さんの旦那さんって…」 

 

「はい、私です」 

 

「えぇっ!」 

 

 これにはさすがに驚かされた。

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