年末年始に障子を張り替えました

 

子どもの頃、祖母が障子を張り替える隣で、古い障子紙をビリビリ破いて遊んだ記憶は薄っすらとありますが

自分で張り替えるのは、古民家に住むようになってからのこと

 

古民家の宿命でしょうか

我が家の暴れん坊もガッツリ破いてくれます

いっちょまえにニヤリとされると、怒るより笑える

破かれるたびに都度張り替えることは出来ないので、応急処置はマスキングテープを貼っています

白色のテープを貼ると、さほど違和感ないかも

 

 

さて、障子の張り替え

ちゃんと教わったわけでもなく、何しろ障子の枚数も多いので、自己流ですが

 

まずはロールマスカーで畳の養生をして

 

 

水で濡らした刷毛で古い障子紙を湿らせて

 

ピリピリピリ~とはがしてゆきます

綺麗にはがれると気持ちいい

 

スケルトン状態になったら雑巾で拭き拭きするのだけど

 

古い作りの枠なので、1つ1つの格子が小さくて、地味に時間がかかります

 

雑巾がけが済んだら、障子紙を合わせて、端を止めて

 

枠に糊を塗っていくのですが

 

塗る枠が多いので、モタモタしていると、はじめの方に塗った糊が乾いてきてしまう

 

とりあえず半分塗ったところで障子紙を張り付けてから、残り半分も同様に

 

作業を進めていると、あちこちに破損個所を発見したり

先人が補修した跡があったり

 

何十年使われているのか、直し直し、何度も張り替えられてきたのだなぁと感じます

 

家の傾きに合わせて、微妙な角度の板の継ぎ足しが施されていたりして

この障子はこの場所にしか納まらない、という特定の位置が決まっているので、元の位置を覚えておかないと戻すときに大変な思いをします

 

そして最後に、余分な紙やガラス部分を切り抜いて

ぴっちり美しくとはいかないまでも、まあまあ何とかそれなりに

 

一度に全ての障子はとてもやりきれないけれど、ぼちぼち張り替えていこうかなと思います