コーヒーマシンが壊れてコーヒーを出せない。

拾ってきた黄色いポットに入っているコーヒーを出した。

ドイツ人が淹れたコーヒーを。

それを飲んだ客(「シェーン」の敵役ジャック・パランス)は

ブッ、と吐き出す。

「不味い」

すかさず、店員がお湯を足す。

「これでいい」、客はゆっくりコーヒーを飲みだす。

 

ミニシアターブームの火付け役となった映画「バクダッド・カフェ」

の1シーン。

ドイツのコーヒーがさほど濃いとも思いませんが、当時のアメリカの

コーヒーときたら、「たったそれっぽっちのコーヒーでそんなに

抽出するの?」っていうぐらい薄かった。

嗜好の違いっていうより文化の違いを感じます。

この映画の中で流れてくる「calling you」

という曲がとてもいい曲です。youtubeでも聞けます。