この暑さには勘弁してほしいところ……。

熱中症警戒アラートが発令されない日がないような……。

明けない夜はない的な――このまま亜熱帯に突入する気配すら感じられます。

 

シンガポールあたりでしたかね。

設定場所。

森葉子のデビュー作『情事』。

あの頃は、併せて、開高健や片岡義男、ボブ・グリーンや小川洋子周辺を読んだものです。

時代物では、やっぱり池波正太郎の作品がいちばん体温的にしっくりきたように思います。

いちばん好きなのは、『鬼平犯科帳』です。

義を尊び、情に厚い……。

若い頃から、そんな長谷川平蔵に憧れたものです。

 

昨日は、午前に献血。

そして、午後からはライブに行ってきました。

ニューヨーク在住、山本恵理さんのライブです。

ファンク・ナンバーがいくつかあり、アンコールで演奏されたマイルスの『オール・ブルース』のファンクな様相には圧倒されました。

山本さんのピアノに華を添える小松さんのドラム。

まるで、エルヴィンの累乗のような空気感を感じました。

佐野さんには感謝です。

 

すぐに頭に浮かんだのは『カンタロープ・アイランド』。

いつかは、この曲にもチャレンジしたいものです。

 

ライブのいちばんのいいところは、エネルギーを頂けるところ……。

小松さんが着ておられた『somethin' else』のTシャツのように、明確なモノではない何かを得る気がします。

前向きな気持ちを持続させるオクタン価の高い燃料のような……。

 

最後には、CDを購入。

そして、山本さんと一緒に写真を。

とても有意義な8月最後の1日を過ごさせて頂きました。

 

somethin' else...

ま、高校生の頃からの憧れです。

キャノンボールを知った初めてのアルバムでした。