今朝は、微妙に過ごしやすい感じがします。
でも、時折吹く風は、嫌な湿度は纏ったまま……。
ふと、頭をもたげます。
若い頃の熱量に似ているな、と……。
騙したり、嘘をついたり、ごまかしたり、と。
まさに、心に巣くうジトッとした湿度そのもののような……。
欲しいものを手に入れようとする情熱はそのままに。
共同玄関、共同便所。
もちろん、お風呂はなし……。
銭湯に通いつつ、地元のおっちゃんと仲良くなったり、と。
社会人になって、お風呂はないものの、便所のついた鉄筋の建物へ引っ越し。
さらには、駅から徒歩8分のお風呂、便所のついた2Dkの鉄筋の建物へ。
手にしたものと失ったもの。
今思えば、50-50のような気もします。
好奇心を満たすことを最優先に考えていた頃。
相手の気持ちは二の次だったのかもしれません。
でも、確実に言えるのは、そうした経験がまぎれもなく、自分を形成するうえで血となり肉となっていたこと。
時々、音楽を聴きながら、当時の自分たちが過ごしていたシーンを覗いてみたり……。
音楽の力は、計り知れない影響を及ぼします。
今月に開催される天橋立ジャズフェスティバル。
まだ、ジャズセッションに5回ほどしか出ていない未熟な私ではあるものの、今回のビッグバンドではアルトサックス・パートのひとりです。
何年か先の未来、どこかで『Aトレイン』や『茶色の小瓶』、『イン・ザ・ムード』を耳にするたびに、暑い熱い夏を思い出すのかもしれません。
そんなことを『いなせなロコモーション』を聴いていて、ふと思いました。
それにしても熱いですね～。
