今日は、朝礼で、『人ってそういうもの』的な話をしました。

ま、妬心や承認欲求は世の常。

そして、それらは見栄や傲りに繋がっていくものです。

空気と同じで、濃いか薄いかの差があるだけ……。

 

よく思われたいと思う気持ちは、誰にでも若い頃には顕著に表れるもの。

ま、こと恋愛において、煌びやかな鎧を纏うのは何をおいても優先事項だったような……。

知識や技術。

それとファッション等……。

 

でも、うちの若いのは、もう40代。

いい加減、見栄を張るのはやめてほしいもの。

ちゃんとしろよ的情けなさが言葉に滲みます……。

 

でも、自分自身、やっぱり若い頃は見栄っ張りでしたね。

ま、バブル後期という時代の波が追い風になっていたのも事実。

 

松田聖子の『今夜はソフィストケート』やプラターズ、ライチャス・ブラザースが歌う『グレート・プリテンダー』の歌詞そのもの……。

強がったり、見栄を張ったりする傍ら、いつも漠然とした焦燥感がつきまとっていたように思います。

足元がグズグズと崩れていくような感覚。

指の隙間からこぼれ落ちていくような感覚。

それらは、自信のなさの表れに過ぎません。

 

結局のところ、本当は自分自身がいちばん知っているものです。

何が足りなくて、そのためにはどうするか、を……。

自我が邪魔をするために、消化できないぶん戻してしまうだけのこと。

腑に落ちれば、あとは階段をひとつずつ上っていくだけのように思います。

 

もう、2月も終わりです。

これからは、三寒四温といきたいところ……。

ま、そういうふうな目で見ているものの、早く一人前になってほしいと願うばかり……。