どうやら、寒気も少しのお休みですかね。
ほんの少しだけですが、緩んできているように思います。
ま、この12月、そこかしこで開催されているイベントが軒並み放熱しているせいかもしれません……。
冷房の効いた電車と同じ。
人が込み合うにつれ、室内の温度は上昇していきます。
今週末は、オールディーズ・ナイト。
お得意先の社長がボーカルで、私は家内とともに、ご近所のお姐さまたちとジルバ・ナイト。
お姐さまの笑顔がうれしくて、どうにもやめられません。
初めて参加させて頂いた時は、若い頃、よく通った新宿の『キャロルハウス』を思い出したものです。
チークが苦手で、テーブルに座ったまま聴いていた、ライチャスの『アンチェイン・メロディー』が今でも脳裏を過ります。
『ストップ・アンド・ゴー』のステップが好きで、必ずレパートリーに入れます。
あと、名前がわかりませんが、互いのヒップ・サイドをリズムに合わせて付けたり離したり、と。
あと、互いに向き合って、手は繋いだままでツイスト。
ま、ね、踊ってしまうと、楽しくてたまりません。
気分は、『アメリカン・グラフィティ』です。
『Oh! Como~n』と言って、しかめ面でカートに話しかけるミルナーのシーンを思い出します。
ま、『アメリカン・グラフィティ』の映画、初めて知ったのは雑誌『メンズクラブ』。
私のバイブルです。
それからというもの、この作品を何度観たかわかりません。
そんな気分を味わう今週末のダンスパーティー。
いくらか踊れない曲も演奏してくれるので、休憩するのにはうってつけです。
外苑のいちょうの木の下で、二人きりで踊るジルバ。
もう、幾重も雲の先の先。
もう何光年も前のことのように思います。
名越明子さんと踊ったジルバは、今なおキラキラした思い出です。
あのシルクのようなしなやかさは、到底忘れることはできません。
ま、生きていれば、思わぬ出会いにぶつかるもの。
そして、思いがけない経験は、日常さえも鮮やかに彩ってくれます。
ま、ある意味、ご褒美のようなもの。
それらのひとつひとつの積み重ねが、張りを失いがちな心に豊かな潤いを与えてくれるように思います。
今日は、午後からはレンタルスタジオ。
スケールと2-5-1、それとまたまた『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』の練習です。
心に届く演奏ができるようになりたいものです。
確かな地図を手に入れ、向かう岸の方角は定まった今。
自分が持つコンパスを信じて、あとはしっかりとオールを漕ぐだけですね。
ヨーソロー!


