今朝も、さきほど霰が降ってきました。

本格的な冬の到来に、無意識のうちに心身ともに温もりを求めてしまいます。

ついつい過去を振り返ってしまいがちに……。

 

ジャズのスタンダードを聴くと、相手を想う熱い歌詞が怒涛となって押し寄せてきます。

いつの時代も、世情をつかさどるのは男と女。

もうずいぶん前のこと。

身体をよじる思いで、深夜に放送していた『冬のソナタ』を見ていたのは……。

20代頃の自分を重ねつつ、共感と共鳴に酔っていたのを思い出します。

 

今は、アルトサックスですかね。

コンサート・キーはF。

アルトサックスのキーはDでの『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』の練習です。

これがなかなか……。

脳内では上手く吹けるものの、現実は指がおぼつかない始末……。

アルトサックスを手にしたきっかけは、ビル・エヴァンスとキャノンボール・アダレイのによる『ワルツ・フォー・デビー』。

流麗なメロディを受けてのキャノンボール・アダレイのソロは、そのメロディー・ラインをほとんど崩さず、慈しむように進んでいきます。

ローラ・フィジィやジェーン・モンハイトのバックで聞こえるアルトサックスのフレーズにも憧憬が乗ります。

自分が前に出るよりも、ボーカルが引き立つような演奏ができるようになるのが目標です。

ジルバも同じ。

組んだままステップを踏み続けるよりも、違うステップを重ねつつ、クルクル回るほうが女性に花と艶が乗ります。

いつの時代も、船長は女性のような気がします。

それを踏まえた操舵役が男性ですかね。

海が女性なら、それはそれで自然な流れです。

 

バイクは、とりあえずモンキー125で心は満タンに。

先日は、チェック柄のシートを近所のバイク屋さんから購入。

ガマちゃんのベスパではないものの、いつまでも心に灯る『アメリカン・グラフィティ』の世界観を愉しむのには十分です。

気分は、思い切りアメリカンす。

『コットン気分』や『思い切りアメリカン』を聴いていたのは、確か中学生の頃……。

今では、手元にあるこのCDを時々聴いては懐かしんでいます。