今日は、見事な青空が頭上に広がっています。

つい先月から、ジャズについて丁寧に教えて頂ける機会を得ました。

しかも、月に一度、その方のご厚意で、です。

また、社交ダンスからはずいぶんと遠のきましたが、今でも年に一度ほど習っている先生はJBDFのC級ですが、相場をはるかに下回る指導料で教えて下さいます。

ご両人とも65歳を上回っておられます。

そういう方々の心根に触れた時、なんとも言えぬ感謝の気持ちで胸が熱くなります。

 

個人的見解ですが、ま、辺境的な私の意見など的を射ていないかもしれません。

人間、男性の場合は65歳、女性の場合は60歳。

概ねそのあたりからのような気がします。

人として持ち得ている思いやりやありがたみのバランスが、本来の輝きを放つのが……。

私自身、今はその助走の中にいる状況、まだまだ先かもしれませんが、ホホホ……。

年を追うごとに気づきは増えるばかり。

 

趣味ではなく生業として携わっている場合、その年齢よりも若いと、どうしても生活という『うすのろ』がつきまといます。

ある意味、当たり前のこと。

その都度真摯に向き合うのは当たり前。

でも、自分の立場が上がるにつれ、自信が助長され、傲りへと変わっていきます。

そうでない人もいますが、限りなく少ないのが現実です。

ま、それもある意味、当然と言えば当然かもしれませんが……。

すべてとは言えないまでも、歴史を振り返ってみても明らかに。

それを抑える特効薬が、自分にとっての師匠的存在の方々のように思います。

私の場合は、知らぬ間にそういう環境下になっていったのがとてもラッキーだったように思います。

地図を広げ、コンパスを載せ、そこに様々な見解を落とし込みます。

そして、ものさしを置いて、自分なりの方向性を見出す……。

そうすることで、座礁する確率が確実に減っていきます。

傷を嘗め合うための仲間ではなく、本音で話ができる心の友。

言うまでもなく、数は限られてきます。

今はまだ、道のりの途中……。

寄り道をする時間の余裕も少なくなってきたこの頃。

可能な限り濃密な時間を過ごしたいものです。

 

生活といううすのろ……。

覚えたのは中学生の頃。

――もう 他人同士じゃないんだ

あなたと暮らしていきたい

生活といううすのろを乗り越えて――

佐野元春の表現にマイッたのもその頃です。

ま、その頃から――心はいつもタフ Keep on Rock'n Roll!――

佐野元春は、永遠のアイドルのひとりです。

『情けない週末』にしても『夜のスウィンガー』にしても1stアルバムに収録されているのは、今にして思えば偶然的必然ですかね。