先週の土曜日。

お得意様のお店で開催されたジャズ・ライブに、家内と一緒にお伺いしました。

ま、ね、たまりません。

こんな田舎にいても、一流のミュージシャンの演奏を目の当たりにできるしあわせに感無量です。

お店のオーナーのバースデイ・ライブということもあり、オーナーも歌われました。

曲は、そこそこ高いハードルの『ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥ・カム・ホーム・トゥ』です。

オーナーのあまりの変身ぶりに、目を閉じたまま思わずニンマリ……。

昨年、ピアノの金谷氏にレッスンを受けている、と聞いていました。

 

昨年の1月に、同じこのお店でジャズセッションが開催された時も、そのオーナーの方が同じ曲を歌われたのですが――いかんせん我流で(juju風味が強く)――正直聴いていて勘弁してほしいほど……。

元々素敵な声の持ち主。

しっかりとした先生に就くことで、ここまで変貌するものなのか、と感嘆した次第です。

帰り際、そのオーナーの方と金谷氏にすごくよかったです、とおこがましくも賛辞を贈らせていただきました。

私も、ある程度自分自身に納得がいくようになったら、その時には金谷氏の門を叩こうと思います。

何年先になるかは未知ですが……。

 

思えば、昨年の1月にこのお店で開催されたジャズセッションがきっかけで、昨年の9月、11月、そして今年の2月にジャズセッションに参加させていただきました。

とりあえず、ではダメですね、何事も。

今は、地道にコツコツと、スケールと拍を踏まえて吹く練習です。

自分に酔うのではなく、大切なのは周囲への気遣い。

 

一歩踏み出すごとに新たな出会いも……。

セッションに参加させていただき、意識はさらに広がっていきます。

先日は、憧れの藤井氏とのツーショットを家内に撮ってもらいました。

 

ずいぶん前、リアルタイムで彼女のCDを買いました。

そのあと、また1枚と……。

あの頃は、市原ひかり、イングリッド・ジェンセンと女性トランぺッターが大きく取り沙汰されたように思います。

彼女らのCDも何枚か持っていますが……。

やっぱり、いいですね。

個性のある演奏。

藤井氏の音は、焦燥感と儚さがいい具合にステアーされていて、たまらなく好きです。

これは、先日のライブで撮らせていただきました。

ソニー・クラークの『クール・ストラッティン』のジャケットが脳裏を掠めました。