昨日は、思わぬ雪。
でも、控えめな感じでよかったです。
寒の戻り、と言うにはちょっとキツめなくらいでした。
やっぱり、スゴイですね。
ビッグ・バンドでのボーカルを経て幾年月。
スイングから生き抜いてきた力強さが、そこかしこに感じられます。
ビリー・ホリデイの匂いを纏いつつ……。
若い頃には、気にも留めず、また、手に取らなかったアルバムです。
先日、矢沢永吉の本と一緒に購入したモノです。
1977年東京・六本木“ミンゴス・ムジコ”でのライブ録音。
ジャケットの端には六本木と書かれた住居表示板が見て取れます。
晩年の余裕綽々な佇まい……。
『As Time Goes By』をこんなにも粋な歌い方で。
リズムの乗り方が絶妙です。
コクの深みは年輪とともに……。
たまりませんね。
70年代は、ハードバップ・リバイバルとして、往年のジャズマンのレコードがいくつか出回りました。
時代はエレクトリック。
フュージョンが台頭し、ジャズも多様化の波にもまれた時代です。
そんな中、スコット・ハミルトンの登場はスゴイことです。
川を遡る鮭のようなもの。
明らかに時代の流れに逆らうようなスタイルです。
年月を経ても変わらない……。
ある意味、憧れます。
スコット・ハミルトンのいちばんのお気に入りは、『It's a Lonesome Old Town』。
エディ・ヒギンズのピアノがとても上品です。
おススメです。
今日は、午後からアルトサックスのレッスンです。
先を見据えると楽しみが倍増します。



