普段と違うことが起こると、誰だって狼狽するもの。

事前に気配を察知していても、拠り所のない大丈夫という安心感が心を落ち着かせることはよくあること……。

 

虚を突かれると、準備していた言葉さえ出てこないことも……。

 

 

若い頃は、無責任なほど自分に自信を持っていたものです。

自分はお得意先を回って、キャリー物や新作の売込みに行かないと数字は取れないのに、次長や部長あたりだと電話で簡単に稼げてしまうのを、ズルいな~、とよく思ったものです。

 

ま、今、若いのがそんな感じに思っているのだろうな、とつくづく思います。

 

先でそうなるように教えてはいるものの、微妙な歯がゆさを感じる今日この頃……。

 

出来るようになった頃に付き纏う軽率さのようなものを感じては軽く諫めたり、と。

 

 

20代の頃、30代、40代といい人に恵まれていたな、と本当に感謝しています。

自分をずいぶんと成長させてくれたように思います。

そして、今50代。

 

その師範的存在の方々は、すでに現役を引退されています。

今では、年2回のご挨拶と年賀状の交換くらいです。

 

若いヤツが、素直にいい方向に育ってくれるといいな、と思いつつ、毎朝の朝礼やラジオ体操に臨んでいます。

 

 

若い頃と年老いた今では、同じ人間なのにこうも考え方が変わるものだ、と自分のことながら独り笑いです。

 

今朝も、外で煙草を吸いながら、アホやな~、と談笑。

ま、アホだから可愛いのかもしれませんが……。

 

 

癌に侵されているのを知っているにもかかわらず、レコーディングを優先したナンシー・ラモットのような生き方は、私のような凡人にはとても真似のできることではありません。

日本のスターでも幾人かいるものの、凄いとしか言いようがありません。

どんなこともバックグラウンドを知ることで本質に触れることが多々あります。

CO2削減の優等生のEVを作るにあたって、その過程で垂れ流される産廃による被害の数々……。

建前が先行するのはいつの時代も同じ、ということですかね。

どんなモノにも表と裏があるのも頷けます。

そうでないと、そのもの自体が成り立ちませんからね。