今日は、断続的に雨と雪が降るとのこと。

でも、峠の気温計は4℃でした。

ま、降雪と言えども、そこまでは心配ないのかもしれません。

 

 

先日紹介した小説を読み終え、悲哀と安堵の泉に少し浸りました。

 

共感できることが多く書かれており、久し振りに今の自分に合った本で出会った気がしました。

ただ、恋の終わりが死という、あまりにもドラマチックな展開に思わず苦笑い。

私も、おそらく、そんな結末を用意するかもしれません。

ま、松井久子氏の足元にも及ばないのは言うまでもないことですが……。

 

 

 

その時々に出会う景色というものはあるものですね。

決して偶然ではなく、自らが手繰り寄せる必然的な事象の数々。

 

人やモノ。

それらのことが、当時の自分にとって、とても有意義な滋養となって、自分という人間の構成の一翼を担っているという事実。

ま、過去になってから、しみじみと思うことですが……。

 

 

高校生になって、『メンズクラブ』に出会ったことが最大の収穫でしたかね。

興味に関する方向性が見る見るうちにはっきりとしたような感覚。

感性に磨きがかかり、ハマチと呼んでいた彼女にずいぶんと触発されたものです。

オールディーズやジャズにと彩りを添えられた虚構とも現実ともつかない世界に酔う二人。

横浜や外苑のしっとりとした佇まいが、そんな二人の激しく上下する熱量を静かに見守ってくれていたように思います。

 

そんなことを思い出させてくれる小説でした。

 

 

今日は、音楽教室にてアルトサックスのレッスン。

先生にお願いしてみようと思います。

先生がピアノとボーカルで。

私がアルトサックスで寄り添う感じ。

キーを変えての『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』。

歌伴は、私の目標とするところ。

 

明日は、病院。

コレステロール値を抑える薬の処方を受けるため。

ま、多少の差はあるものの、値は安定はしています。

年をとる寂しさと老いを受け止める潔さ……。

 

でも、やっぱり自分らしさをいつまでも失いたくないですね。

 

中学生の頃、ジャケットに惹かれ、手に取ったレコード。

それがきっかけで、金子國義と安井かずみの世界観に酔いしれたものです。

たぶん、私にとって、『メンズクラブ』の世界観への架け橋的なアルバムだったのだと思います。