昨夜、ふと、お風呂に入っている時に思いました。

 

どうも、楽譜を見て吹くと、どうも囚われがちになってしまいます。

ま、当たり前と言えば当たり前ですが……。

 

私のような、まだまだ未熟者が言うには甚だ厚かましいとは思います。

でも、そのあたりが実にしっくりこないがもどかしい限り……。

その時々に弾くピアノの人によって、テンポや弾み方に明暗や奥行きの違いがはっきりと表れます。

どんなときでも、自分が思っている模範演奏的なモノをそっくり真似をしようと試みても、全体からすればおかしなバランスに……。

 

どんなことも同じかもしれません。

自分を貫くのは大切なこと。

でも、それを表立ってしてしまうと、衝突を避けられないこともしばしば……。

 

智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。

有名な夏目漱石の小説での一節。

 

 

まわりの空気を察知しつつ、自分の思いを大切に……。

難しいですね。

基本がわかっていないと応用は利かないもの。

常識を踏まえていないと自由さえ見極めることさえ出来ない。

 

 

メモリーの階層は違っていても、同じような意味なのかもしれません。

でも、それが自分自身の持つハードディスクだと思います。

 

記録できる容量は決まっています。

増やそうと思えば、新たにハードディスクを追加するだけ……。

 

今日は、リビングで、ちょっと違ったアプローチで、『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』を控えめに吹いてみたいと思います。

 

 

今、矢沢永吉の東芝EMIの頃のアルバムを流しています。

ま、個人的にはあまり好きではありません。

CBSソニーの頃のまっすぐな男臭さやワーナーパイオニアの頃の激しさの中に見せる艶の残滓が漂うだけのような感じがする東芝EMI時代。

でも、さすがに『ANYTIME WOMAN』がリリースされた時はガツンときましたね。

お、ようやくロック、見せてくれるな~、と思ったものです。

キャロル時代に英語詩で歌っていた『ANYTIME WOMAN』。

『ファンキー・モンキー・ベイビー』を『TEN YEARS AGO』で歌ってくれたようにとてもパワフルに歌ってくれます。

このアルバムは東芝EMI時代のお気に入りです。

演歌的歌謡曲の匂いを纏っているような気がしていた東芝EMI時代。

そんな感覚を個人的には持っています。

あくまで個人的なのでご容赦ください。

でも、このアルバムはロックですね~。