恋はせつないですね。
夏の終わり、秋のはじまり。
お互い、取り立てて非があるわけでもなく。
よく、男はズルい、なんて聞きますが、どうでしょうね。
同じようなことは、女にも当てはまる気がします。
古くは源氏物語や天照大神と大国主命のように。
相手を出し抜く老獪さと相手を思いやる優しさ。
誰の心にも、多かれ少なかれ、必ずと言っていいほど持ち合わせている要素のように思います。
小さな意地悪をした経験、どうですかね。
このふたつのバランスが、その時々で揺らぐのでしょう。
二人いれば、それぞれの立場に於いて存在する必然的なふたつの真実。
関わる人が多ければ多いほど真実の数は増えていきます。
多くの従業員を抱える会社よりも、小さな会社のほうが舵取りは簡単なのは必定。
国においてはかなり複雑です。
とても一筋縄ではいきません。
ま、意味不明の減税には呆れてしまいます……。
でも、いつだって事実はひとつ。
世の中は不公平なもの。
小舟であればあるほど、凪いでいる水面でゆったりと浮かんでいたいもの。
なかなかそうはいかないから、ある意味一喜一憂の妙味に酔ってしまうのかもしれません。
もうふた月くらい前のこと。
少し無理な態勢で、思いっきり腕を伸ばして、片手でチェーンソーを持ってドングリの木を伐りました。
結果、テニス肘になってしまい、右腕の痛みにずっと悩まされています。
パソコンのキーボードを打つのでさえ、右肘の内側に痛みが走ります。
もう、若くはないですね。
当たり前ですが……。
昨日は、こんなアルバムを聴いていました。
テナーサックスとギター。
秋の夜長にはピッタリなサウンドです。
穏やかに響き、耳をそばだてずに流れて行きます。
テナーはスコット・ハミルトン、ギターはバッキ・ピザレリ。
悪いはずがありませんね。
おススメです。

