一夜明け、家内とともに朝、M-1の画面を開け、一次予選敗退の結果を目にしました。
でも、とても楽しい時間を過ごせたと思っています。
そこかしこで何度か客席から笑い声が……。
そのぶん、悔しさが滲みました。
私たちより年配のご夫婦もいたり、若い男女のカップルも控え室にいました。
パルコの映画館の前のスペースで、一度ネタ合わせ。
先日、初めて臨んだジャズセッション。
アドリブ・パートを終えると客席からの温かい拍手に包まれ、驚いたものです。
最後まで吹き切ったあとには、緊張していたはずの心に爽やかな一陣の風が……。
最後に、ステージから客席に向かって『ありがとうございました』と家内とともに頭を下げた時、凛とした風が身体を吹き抜けていくのを感じました。
たぶん、それがあるからこそ頑張れるのかもしれません。
アルトサックスも自信を持って向き合うことで、確実に変化をもたらしてくれます。
今週の土曜日。
音楽堂を借りて、先生が弾いてくれた『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』をバックに、思いっきり吹いてみようと思います。
まずは、大きな音でのロングトーン。
この音出しをしないと、はじめのメロディに柔らかく入れないのが現状です。
思いもよらなかったM-1グランプリ。
家内とも、また、来年も出てみよう、と話しています。
人生は、ロックンロール。
健康寿命がどれほど残っているのかわからないぶん、じっとはしていられませんね。





