どんなことも、ある意味同じですね。

長く続いているものを1か所だけ切り取ってみれば簡単に理解することは可能です。

でも、その判断が本当に正しいのかどうかは、全体を見渡した場合に当てはまる可能性は微妙です。

 

いい人、わるい人。

ラクな人、苦手な人……。

 

『人』のところは、どんなモノにも置き換えられますね。

 

お店、音楽、映画&モア。

 

ただ大切なのは、周りに対して配慮を忘れずに、生きていくということ。

自分だけの力で、今この場所に立っていられるわけでもなく……。

努力なくしては支援を受けられるはずもなく……。

 

額縁に収まっている笑顔を一瞥しつつ、視線を移しては物思いに耽ってしまいます。

 

自分のしてきたことは、良いも悪いも自分がいちばん知っているはず……。

そこには他人が踏み込む余地は、まったくと言ってあるはずもなく……。

 

年を追うにつれ、そんなことを思う機会が増えてきたことに諸行無常の響きあり……。

 

中学生の娘が母親を刃物で刺すという事件が目に入り込んできました。

切なくも痛ましい感情の爆発は、いつだって真意を伴わないような気がします。

 

 

嫌な記憶は風に流し、気持ちを新たに前を向いていたいものです。

いつか、そんなこともあったな、と苦笑いしながら思い出すのではないですかね。

 

 

氷が解け、小さな音を立てる。

煙草を深く吸い込んでは長い息を吐いてみたり……。

ま、そんな感じですかね。

石川さゆりの『ウィスキーが、お好きでしょ』。

やっぱりジャズは、気取らずに長く付き合える音楽です。