昨日は、京丹後市の補助金の提出に向け、信金さんにいろいろと手伝って頂きました。
お礼に、『うどん 匠』というお店で、美味しいかつ丼をご馳走しました。
そのお店は、本当は讃岐うどんが看板です。
でも、店主の方は8年和食、8年讃岐うどんの経験者。
天かすも美味しいので、いつも私は、『天かす多めで』とお願いしています。
土日ともなれば、京阪神や中京あたりから来られるお客さんも多いです。
弊社のお得意様でもあります。
ある時、メニューの端にかつ丼を見つけ、食べたところ大当たりでした。
それ以降、そのうどん屋さんに行ってはかつ丼を食べる始末。
その方にも、匠さん、行ったことあります?
と尋ねると、もちろん、美味しいのでちょくちょく行かせて頂いています、と返事。
何を食べられます?
と聞くと、
釜揚げがメインですね、それに天ぷらをその時々で追加します、と笑顔で返されます。
ほう、どうやら、彼も見過ごしているご様子。
食事を済ませ、美味しかったと繰り返す彼を見て、私もとてもうれしくなりました。
夕方、会議の時にお弁当をお世話になっている料理屋さんのご主人のところに行き、補助金のことを伝えました。
ご主人はご存知なく、今日、今から用紙をプリントアウトして持っていこうと思っています。
京丹後市で事業をされている方々が公平に受け取れる補助金。
上限30万円、エネルギー高騰による支援とのこと。
活用しない手はないですね。
このところ、寝る時に寺井尚子のCDをかけています。
デビューしてから4枚めまでは追いかけていましたが、オリジナル楽曲ばかりを収録した『1998-2001オリジナルベスト』を最後にほぼ聞かなくなりました。
初めて聴いたのは、NHK-FMで放送していた『セッション505』だったように思います。
真摯にジャズに向き合う彼女の熱い視線を強く感じたものです。
番組の中、曲の合間に、今私がいるのはアコースティック・ジャズに出会えたこと、それ自体に感謝しています、的なことを話していたのを覚えています。
リー・リトナーが参加した3枚目のアルバムから色合いが変わったように思います。
と同時に彼女のパースペクティブにも大きな変化が窺われます。
今ではジャズを演奏するヴァイオリニストは多いものの、当時はまだまだ少数派でした。
誰もあの頃には戻れないもの。
もどかしいばかりの熱量や偏った思い込み。
それは、遠い記憶の砂浜に置き去りにしてきた足跡のようなものですかね。
目を閉じて聴いていると、砂地に沁み込む水のように、すっと耳になじんできます。
やっぱり1枚目からのモノが心地よいですね。
思いの詰まった演奏です。
『Thinking of you』という曲は、いろんな思い出を誘ってくれるようで、何とも言えぬ魅力を秘めています。



