今日はどんよりした天気です。
でも、気持ちはとても晴れやかです。
昨日は書道教室でした。
他の生徒さんが帰られ、教室には先生と私だけ。
凛とした静寂に包まれます。
集中してボールペンで文字を書きます。
普段味わえない心地よい緊張感を楽しみながら……。
1枚書き終える度に、長くて細い息が口から洩れます。
至福のひと時です。
それともう一つ。
昨日、キリン気分で待っていたアメリカのペンパルからの手紙がポストの中に。
封筒を見つけた時は、とても嬉しく、またしあわせな気持ちになりました。
早速開封してみると、なんと5枚にわたって思いが綴ってあります。
口に出して読んでみて、途中知らない単語に出くわしては立ち止まる。
その繰り返しです。
どうやら、姉か妹さんが日本で暮らしていることがわかりました。
そして、訪日の予定があるとのこと。
会ってみたい、という衝動に駆られます。
小学生の男の子と幼稚園に通う女の子の2児の母のようです。
もう、これだけで、私の意識はスプリングスティーンの歌詞の世界へと連れて行かれます。
高校生の頃に観た『アメリカン・グラフィティ』の世界観に憧れて、60年代のアメリカを想像するようになりました。
パステルカラーのアメ車やビートル。
プロムでのダンス・パーティー。
VANのスウィングトップにLevi!s501のジーンズ。
bassのローファーにリーガルのサドルシューズ。
すべて『メンズクラブ』の受け売りです。
そこで当時考えたのが、自分の思い描くアメリカは、今の東京だろう、と言うことで東京を目指しました。
田舎っぺの私にとって、目に映るものすべてが新鮮でした。
新宿駅前のアルタ。
伊勢丹、丸井。
規制前の晴海ふ頭。
横浜、山下公園。
でも、強く印象に残っているのは、外苑のいちょう並木道ですかね。
今振り返ると、バイクと一緒に季節を駆け抜けていた気がします。
昨日は、ふとそんなことを思い浮かべながら、英語で書かれた文字を目で追っていました。
手元にはパーカーとシェーファーのボールペン。
パソコンのキーボードと合わせて、真の自分の武器になるように、頑張っていこうと思いました。
人との繋がりが、精神的滋養になっていることを実感する毎日です。
気分のいいことばかりではないけれど、楽しいことを見つけてはその時々を満喫したいと思います。
お茶の水のディスク・ユニオンで買ったCDです。
レコードは高校生の頃に買いました。
何度も再発されていますが、当時は輸入盤を買うのが好きでしたね。
今でもよく聴く1枚です。
リー・モーガンの『CANDY』です。
是非、どうぞ!

