今朝も昨日に引き続きの雪です。

 

これくらいの量なら風情を感じられ、

年の瀬の安堵に浸れるというものです。

 

帰省ラッシュもはじまり、

まだ心に慌ただしさを引きずっている方も多いのでしょうね。

 

 

もともとテレビをあまり見ないので、

時間が空くと、どうしても小説やDVDに手が伸びてしまいます。

 

創作意欲も、なんだか減退気味……。

 

一度目は表層的なことへの関心が強く、

二度目には自分に置き換えて心理的状況を把握していこうと試みます。

 

そうやって、気に入った小説やDVDなんかを、

角度を変えて何度も味わいます。

 

結局、自分の中に似た感覚を見つけては、

気持ちをよじりながらほくそ笑んだりします。

 

 

ジャックリーチャーを観ました。

 

ターナー少佐の些細な表情にも心理的な動揺を窺わせる演技がとても秀逸です。

 

このバターサンドは、とても美味しくて大好きなものの一つです。

 

 

 

 

今年はどういうわけか、新たに取り組んだことが多かったですね。

 

まず、外国の方との手紙のやり取り。

 

そして、ブログをはじめたこと。

 

次に、社交ダンスの扉を開けたことと、

アルトサックスを習いはじめたこと、です。

 

そこには強迫観念はなく、自然発生的な衝動が興味を掻き立てます。

 

楽しくてしょうがない、といったところです。

 

その中でも今の自分にとってのいちばんの滋養は、

自分と似た感性の方の存在です。

 

その方のご厚意に甘え、やり取りを進めるうちに、

まるで、砂地に水が滲み込んでいくように、

今まで抑えていた喉の奥の渇きを少しずつ癒してくれます。

 

そういう感覚は、遠い記憶の中にあって、

おぼろげに耳に残る潮騒のようなもの。

温かい毛布のように、気持ちを和らげてくれます。

 

 

 

 

年齢を重ねていくごとに、少しずつ臆病になっていくような気がします。

 

若い頃は、感情が優先し理性があとから追いかけるような感じでした。

 

仕事も同じです。

 

足を一歩踏み出す前には必ず保険をかけます。

 

用心深くあたりを見回しては、安全を確認していきます。

 

ゴールド免許になってからというもの、気持ちにブレーキをかけてしまうのと同じかもしれません。

 

なんだかつまらない人間になりそうで、

若い頃の断片を舌の上で転がしてみては、

喉の奥へとそっと流し込んでいる自分に苦笑いです。

 

壊れたプレゼントを笑顔に変えるCMに憧れて手に入れたアメックスのカード。

もう二十五年も前のこと……。それは、根底にある私のプライドみたいなものです。

今でも懐かしく思い出されます。

 

ジェーン・バーキンが歌う『コワ』。

とても素敵なCMでした。