今朝は、昨日とは打って変わっての晴天です。
想定外の気温の低さに、身体は蕾のようにきゅっと縮みます。
エンジンをかけると、水蒸気を多分に含んだ排気が視界を塞ぎます。
冬の訪れを感じさせる光景のひとつです。
コカコーラのリボン、昨日初めて紐を引っ張ってみました。
なんとも粋なことを考えますね。
今更ながら、プラターズの『オンリー・ユー』ばりに、
中枢神経を軽くやられました。
そういえば若いとき、海岸線を走っていると、
勘弁してほしい光景に出くわし、しばらく呆然と二人で眺めていました。
クリスマス前あたり。対岸にあるホテルの演出です。
照明をつけた客室で、X’mas と文字を灯します。
些細なこととでも、演出の仕方でずいぶんと印象が変わりますね。
奇を衒うようなことには、まったく興味は湧きませんが、
ヒップなサプライズには感嘆します。
自分が好きな世界のことならなおのことです。
今、若い頃の焼き直しのように
――トリミングをかっちりと決め、ボケないようにしっかりと絞っては写しこむ――
バイク、サックス、社交ダンスにわりと夢中です。
アメリカやカナダなんかでのプロムのダンスパーティー。
高校生の頃、ものすごく憧れましたし、今なお胸の奥に鮮やかに息吹いています。
ツイストやなんちゃってジルバを、オールディーズのライブハウスで踊りまくっていました。
ぐるぐる回るミラーボールに映し出される妖しげな照明、
テーブルから立ち上る煙草の煙とアルコールに染まる喧噪、
ステージ前の中央のフロアーには、ねずみのように人がひしめき合う。
2週間先にあるダンスパーティーのダンスタイム。
今からキリン気分でそわそわします。
待ち遠しくてしょうがありません。
元A級のペアのデモ。
それも楽しみですが、やっぱり一番のわくわくはジルバです。
楽しそうに踊ってくれる女性の方の笑顔が、
一気に脳天直撃、気持ちを20代に引き戻します。
I surrender、dear、って感じ……ですね。
大滝詠一、杉真理、佐野元春。
このあたりの歌詞なんて、今でもサイコーにはまります。
「シリアスな気持ち、横において……
夜明けまでドライブ。今夜君を返さないさ」
たまらなく、まいってしまいます。
ナイアガラ・トライアングルVol.2で『A面で恋をして』。

