今朝、メダカに餌をやろうと、玄関先へと出ると、
風になびくような小さな雨粒がインターロッキングを濡らしていました。
思わず尾崎亜美さんの『初恋の通り雨』を思い出します。
見上げると、青空の下に薄鼠色の雲が寝そべっています。
昨日のキンタローとロペスのダンス。
すごいの一言です。
先生が言っておられた言葉が心に響きます。
世界を相手に戦うだけの武器は持たせてある。
あとは自分自身が覚醒するだけ、と……。
楽しんで踊る、ということでしょうか?
名越ペアのサンバ、とても素敵でした。
時折笑みがこぼれ、表情に余裕さえ感じました。
そのことは、通奏低音として、確実にすべてのものに存在することだと思います。
仕事はもとよりスポーツ、趣味等すべて、取り組む以上、技術面の向上はもとより、
自分自身がどれだけ楽しみ、かつ輝けるか、ということに尽きます。
15年ほど前に、仕入れ先のメーカーさんにスーパー事務員さんがいらっしゃいました。
繁忙期や細かなことにも間違いなく対処してくれるのです。
その方が社交ダンスをされていて、問い合わせ等で電話を掛けた時はきまって、
「社交ダンスをされたらどうですか?」、と誘われたものです。
『ムード・ラテンのすべて』、というようなタイトルのCDを差し上げたことを思い出します。
ずいぶんと時間は経ちましたが、ようやく4カ月前に私も社交ダンスの世界へと足を踏み入れました。
たった4ヶ月ですが、先生の態度に変化を感じます。
この前の週からタンゴをはじめました。
ブルースの基本が多く活かされるとのことです。
ブログでもそうですが、一歩踏み出すことにより、今まで話すことのなかった方の感覚に触れ、とても新鮮に感じます。
少しずつ確実に基礎を身に着けていきたく思います。
今度の祝日はプチ・ツーリングです。
体力は落ちていくのに、楽しみは増えるばかり。
相反する原理にほんの少しだけ戸惑います。
タンゴといえば『ラ・クンパルシータ』を真っ先に思い浮かべます。
スーパー事務員さんのことを思い出します。
受話器越しの声が色っぽかったです。

