青空も今日まで。
明日から雨とのことです。
このところ続く自然災害には目を見張るものがあります。
常軌を逸した現象に、想像さえ定まらない。
人智の及ばないことばかりではありません。
近頃の内部告発にも閉口します。
ふた昔前までは許されたことが、世の中の潮流の変化によって、
現在では到底考えられないこととなっています。
中学生の頃にバスケット部に所属していましたが、
練習中に水を飲むのことは厳禁でした。
今思えば意味不明な練習も多かったように思います。
公平、公正を声を大にして言っている傍ら、
根回しに奔走する。
本音と建前は、仕事では必要不可欠ですが、
なんとももどかしくもあります。
人情があるだけに、そこには贔屓とかねたみという影法師みたいについてまわります。
これがとても厄介な存在です。
チベットの山奥にシャングリラがあるとのこと。
北欧の妖精実在説と同じ希望的レベルの話かもしれませんが……。
そこで生活をする人たちには、ねたみやそねみ、人間の持つダークサイドの感情は一切なく、
太陽を恵みを全身で受け止め、おおらかで心安らぐ生活を営むらしいのです。
小高い丘から流れる川の水は澄み、砂金を取ったり、田畑を耕したりと……。
住人たちの容姿は、実年齢よりもはるかに若く見えるとのこと。
社会との唯一の接点は、険しい山づたいの細い道のみ。
そんな世界に、一度迷い込んでしまいたくなります。
西村由紀江さんで『あなたに最高のしあわせを』。
彼女のピアノ・ソロ作品第一弾、アルバム『VIRGIN』より。
とても清らかで、川のせせらぎを枕に、吹き込む風に優しく包まれるような気持ちにさせてくれます。

