仕事も大詰めを迎えています。
今回は、メーカーの盆休みが長いことと、
8月に入ってからの怒涛の段取り。
そして、この暑さです。
と言いつつも、先週の土曜日にアルトサックスの初レッスンに行ってきました。
もう30年も前のことです。自慢げに荒川の土手で吹いていました。
先生の前で、ケースから取り出し、破損予防のコルクをひとつひとつ先生に外して頂きました。
まるで、子供です。
音を出してみましょう。
全音符のロングトーンです。
ソー、ラー、シー、ドー、と快調です。
偶然にもマウスピースのくわえ方が先生と同じ。
上も下も歯を当てない。
舌を使って、音符通りに音を切ります。
先生に続いて、リズムに合わせて1小節ずつ繰り返す。
思いのほか、うまくいきました。
まったくの初めてではない分、追い風となったのでしょう。
バイクもそうです。
社交ダンスも同じでした。
なんちゃってジルバのおかげで、すんなり社交ダンスのレッスンも受けることが出来ました。
☆
自分が納得できる次元に、それぞれを引き上げていきたいと思うようになりました。
歳のせいかもしれませんが……。
やはり、もたつき感は否めませんが、どれも楽しくてしょうがありません。
そこで、思い出されるのが、かつてポールと呼ばれた少年に精神的、肉体的に滋養を惜しみなく与えてくれた当時の彼女への感謝の気持ちです。
マットビアンコのリズムに煽られて、貪欲なまでに手の届く範囲を可能な限り広げていったあの頃。
東京ディズニーランドが開園した時は、バイクで後ろに乗せてよく行ったものです。
今では恋慕の発熱はすでに消え、ただ夏の終わりのような寂寥感だけが胸中を懐かしく漂うだけ。
いつか、出会うことが出来たなら……、そうですね、彼女の髪の毛が銀色に変わっていても、
とびきりの謝意を伝えたいと思います。ジルバを踊りながら。
ともすれば、ぐずぐずと足元が崩れてしまう。
そんな不確かな自信を心に隠し持ちながら、強がることで不安を掻き消していたあの頃。
突き放してくれたことで、ずっと夢を忘れずにいられたこと。
時は流れ、今では結婚して、小さいながらも一戸建てを手に入れることもできた。
来年には、娘も短大を卒業して社会人へ。
これからも、その時その時の出会いを大切にして、
感謝の気持ちを忘れずに、前を向いていたいと思います。
ゲイリー・U.S.・ボンドの『ジョリー・ブロン』。
スプリングスティーンが手を差し伸べて制作したアルバム、『DEDICATION』。
かっこいいです。
※余談ですが、このアルバムの中に浜田省吾の曲とほとんど同じナンバーがあります。
どちらが影響を受けたのかは、レコードがリリースされた年を見れば歴然ですが……。

