昨日は、仕事のついでに動物病院へ。

ほんとのところは、どっちがついでかわかりません。

 

我が家のオグリキャップの歯石取りと抜歯です。

レッドのダックス、私のプロフィールの写真です。

 

全身麻酔です。

それが怖くてしない人も多いと聞きます。

 

私も27歳の時に一度だけ、全身麻酔をしましたが……。

ゆっくり目を開けたらベッドの上、記憶はまったくなく、まるで、ミリガンのように何をしていたのかさえ分からない。

これは、なんとも奇妙で不思議な体験でした。

私の場合は、扁桃腺の手術でしたが……。

 

迎えに行くと、どうしようもないほどの情けない表情で見つめてきます。

情に訴える目です。

可愛くてしょうがありません。

帰宅してから、柔らかい食事を少しだけ摂らせました。

 

私が鬱にならないのは、この犬のおかげだと思っています。

自分より長く生きてほしいものです。

 

そもそも犬を飼う、ということ自体考えたことがなかったのですが、

偶然、里親探しのNPOの知り合いの方から、譲り受けたのがはじまりです。

 

血統としては、祖父にあたる犬がチャンピオン犬です。

自慢できるほど。ただ、体つきが少し大きめ。

ペットショップで、どうやら売れ残った様子です。

 

家族として受け入れた時が、8カ月でした。

今では10歳になりました。

 

血統がいいのに、需要に叶わない。

 

それとは反対に、誰がどう見てもこの馬は走らない、と思われた競走馬がいました。

その名は、オグリキャップ。

地方競馬でやたらとレースを重ね、心肺機能が飛躍的に向上したとのことです。

その結果、力をつけ、ことごとく一着をさらっていく。

 

 

当時の規定で、オグリキャップは中央で走れず、

3冠を横目にGⅡ、GⅠを懸命に走りました。

オーナーが何度も代わる、という悲しい道のり。

数々の名勝負を演じ、有終の美を飾りターフを去りました。

 

私の一番好きな馬です。

 

雑草のように、どんな環境下でも諦めずに前を向く。

不屈の精神。映画『シンデレラ・マン』にも通じます。

たまらなく胸を熱くさせます。

そういう生き方に、男として憧れます。

 

中学生の頃、私はこの人にも憧れました。

かっこよくて、どうしようもないほど。

宇崎竜童さんです。アルバム、『BLOSSOM-35』。

何度もターンテーブルの上に乗せた記憶があります。

『横浜マイ・ソウル・タウン』と『ジョンとヨーコのバラッド』が特に好きでした。