いつの時代も、結局男と女なんですね。
百人一首のひとつ。
『奥山に もみじ踏みわけ鳴く鹿の
声聞くときぞ 秋はかなしき』
言葉の響きが好きで、この歌がきっかけで
百人一首の本を何冊か手に入れました。
もうずいぶん前の話ですが。
ほとんどの歌が、恋慕だったり、郷愁だったり、自戒だったり……。
意味や背景を紐解いてみると、そこには明らかに相手に対しての自己の承認欲求があり、
それが通奏低音として人の感情にそこはかとなく存在しているのでしょう。
これは、ジャズにおけるスタンダード・ナンバーにも同じことが言えます。
『Alright, O.K. You Win』という曲が好きなのですが、
そのままの歌詞です。
他にもたくさんありますけどね。
ダンスもそうだと思うのですが……。
昨日、ブログでアップされていた、選手権の模様の動画に目が留まり、
思わず見入ってしまいました。彼氏彼女だったら、もっともっとかっこいいのかな、って思いました。
私が社会人になった頃、バブルの後期で
マハラジャを筆頭にディスコが衰退し、かわってオールディーズのライブハウスが
――初めの頃は、新宿、錦糸町、蒲田くらいだったような気がします――
渋谷や六本木、またまた新宿にと、押し寄せる波のように
どんどん出現しました。
先輩に連れられて、よく新宿の店に行ったものです。
『お前、ジルバってのは、女の子に教えてもらうもんだぜ』
なんて言われましたね。
偶然、彼女が社交ダンスの先生の娘ってこともあり、
私はラッキーにも少し踊れて、周りに対して少し鼻を上に向けていました。
先日、参加させて頂いたオールディーズのダンスパーティーで、
知らない方と踊っていても、楽しくてしょうがなかったです。
そのうち、高倉健みたいに、
『私は、恋しています』
なんて言えれば(もちろん“純粋な意味で”、ですよ)、かっこいいなぁと思いますが……。
甘いですかね、自分……。
alright, o.k. you win - from the album "when the world turns blue"
このアルバムの中で、粋に歌っています。
大好きです。かっこいいですよ。

