ずいぶん前、あれはいつ頃だったか……。
その頃、私はアパレル・メーカーの営業をしていました。
郊外のとある百貨店への販売応援。
土、日に出ると、会社から一日1万円、百貨店からは昼食代1000円出ます。
確か、暑かった時期だったと思います。
昼の休憩のときに、その辺を散策してみようと思い、
小さな商店街を歩いていると、
店先から、なんか渋い曲が流れてきました。
売り場に戻って、女の子に、この歌知ってる?、とサビっぽいところを歌ってみました。
すると、『それ、J-WALKの[何も言えなくて]ですね』、と教えてもらいました。
なんか渋いんですよ。流行ったみたいなので、知っておられる方もいらっしゃるでしょうけど。
何が渋いって、気持ちはすごくわかるけど、それ言っちゃダメじゃん的な歌詞なんです。
やっぱり、70年代の頃の矢沢永吉の歌詞なんて、やせ我慢のオンパレードです。
[雨のハイウェイ]のように、言いたい気持ちが、行間にあるみたいな感じ、よじれるほど好きです。
でも、若い頃は、[何も言えなくて]も、カラオケでばっちり歌っていました。
気持ちはわかる分、歌っていて気持ちがいいんですね。
あの頃の方が、いい曲がたくさんあるような気がしますが、
それはただ、自分が多感な頃だったからかもしれません。
今でもメロディラインがきれいな曲は好きです。
サティの[お前がほしい]なんて、可愛くてしょうがないです。
さて、社交ダンスのレッスン、来週の火曜日と決まり、
待ち遠しくてたまりません。
靴はすでに手に入れたので、自分なりに音楽に合わせて、ひとりジルバを踊ってみました。
[いなせなロコモーション]
1曲通しただけで、ぜぇー、ぜぇー気味。
体力からつけていかないと、これではカッコつかない、と日頃の運動不足を反省させらることとなりました。


