繁盛店へのピリリとは フードビジネス開業セミナーⅦ
おはようございます
村山です
前回繁盛店を作るには入店からお帰り前での一貫したお客様へのピリリが必要と書きましたが、今回はそのピリリの実態に迫ってみようと思います。
ピリリの一貫性とはお客様に響くコンセプトやイメージの一貫性です。
もしそれが崩れるとどんな店になるのでしょう
例えばこんな例が有ります。
数年前のあるファミリーレストランの場合ですか、そこはファミレスには珍しく石釜で焼いたパンとかFOBサラダ、焼き野菜とバルサミコ等のメニューが有りました。
俗にいうおしゃれなメニューです。
きっとファミレスが持つ客層を広げようと思っていたのだと思います。
しかしその傍らテーブルの上を見ると、ファミレス特有のチープでセンスのないSPセットや呼び鈴等が置いてあります。
また内装は勿論従来のファミレスそのままです。この雰囲気ではそのようなおしゃれ感のあるメニューを注文してくださる方がいらっしゃるでしょうか?
きっと答えはノーだと思います。案の定数ヵ月後に行った時にはその種のメニューは消えていました。
また気楽なビストロと言いながら、かたいサービスや型どおりの盛り付けしかしないフレンチの店等も同じです。
もちろんビストロにもいくつかの店スタイルがあるのは事実かと思いますが。
一方ビストロでも繁盛している店はボブイユやラミティエのようにビストロそのもの店です。
きっと両店の店雰囲気、サービススタイル、什器等の一貫したビストロスタイルがビストロ好きにはたまらないのでしょう。
こちらも繁盛店の例です。
坦々麺を売り物にしながらおしゃれなカジュアルさで女性に人気のある香家は、カフェスタイルの中華です。
内装、メニュー,BGMなど何処にも汗臭いニオイがまるでしません。
結果女性客を中心に洒落感のある男性客が多く集まっています。
きっと社長は女性かと思い質問したところ正解でした。
わいがい性のイメージの統一感で成功してる例では魚金があります。
あの店でこぎれいさが有ったら興ざめかもしれません。
フードビジネスは5感のビジネス。商品だけは訴えられません。
お客様を虜にする為のピリリの大事さおわかり頂けましたでしょうか。
皆さんの周囲にお店で是非繁盛店振りとピリリの関係を探って下さい。
次回もこのピリリの続きをお話しします
開業等についてのご相談はこちらよりお願いします。
cafeopen★le-cafe.co.jp
★マークは@にしてください
フードビジネスコンサルタント カフェフーケ
村山誠一郎