3月になってもまだ寒い日が続いていますが、2年前の3月中旬に行った伊勢も寒かった。
そんな過去旅の記事です。
2012年3月、5泊6日で伊勢~熊野~和歌山と巡った紀伊半島周遊旅。
当然、最初に訪れたのは伊勢神宮。
(正式には単に"神宮")
初お伊勢参り。
ちょうど遷宮を控えていた頃です。
名古屋から特急で1時間半、伊勢市駅に到着。
確か、この年の春に販売が終わってしまったフリー切符で結構お得に伊勢まで行った覚えがあります。
3月とは思えない寒さの中、澄み切った空を眺めながら10分、外宮・豊受大神宮に到着。
どこまでも凛とした美しさ。
鳥居の側にある清盛楠。
かの平清盛が自分の冠に触れた枝を切らせたという逸話の残る老木です。
随分な事をしたもんだ。おごる平氏は何とやらですね。
やはり、白木の鳥居は清く美しい。
緊張と興奮入り交じりつつ、鳥居をくぐります。
参道を進むと、二の鳥居。
振り返ると、木漏れ日の神々しい光景が。
ほどなくして正宮に。
荘厳な神社や豪華絢爛な神社は多々あれど、ここまで清々しいお宮は他には無いですよね。
正宮をお参りした後は、
亀石が架かる橋を渡り、別宮へ。
この亀石、元は天岩戸とも伝わる古墳入口の岩だったとか。
別宮、風宮は風と雨を司る二柱をお祀りしています。
元寇の時の神風を起こしたのもこちらの神様との事。
この地の地主神をお祀りしている土宮。
外宮の御祭神、豊受大御神は内宮にお祀りされている天照大御神に捧げる御饌(ミケ=食物)の守護神ですが、風雨土の別宮の神々が支えているのでしょうね。
風宮の前の階段を上っていくと、多賀宮。
豊受大御神の荒魂をお祀りしています。
荒魂とは、神様の持つ荒々しい側面の事です。
その逆が優しい側面の和魂。
恵みを与えてくれる反面、時として破壊をもたらす自然と同じですね。
神明造りの横側面が好み。
御朱印。
続いて月夜見宮へ。
続く