「選挙に行かないんですか?」
海景先生に聞かれました。
「選挙ね。めんどくさい話する?」
「?」
私は今の選挙制度に疑問を抱いております。
数の原理。
多数決で物事を決めるとなれば、必然的に数を集めようとします。それ自体は問題ありません。それがやり方ですからね。しかし、そのせいで政党の弊害が生じてきているように思えます。
政党同士の戦いになって政治家個人の意見など尊重されているようには思えません。党の方針や方策によって自らの意見を変えないといけない状況になっているということです。
「政党とかいらなくない?」
これが私の考え。
同じ政党内でも政治家によっては考えが異なるものです。
「この案件に関しては、あなたに賛成するけど、あの案件に関しては反対するよ」
これで良くないのかな?
国会で討論されるべき優先順位の高い案件をリストアップ。それを政党や派閥など関係なく、個人の政治家が賛成/反対を論じるべき。その上で多数決で決めれば良いでしょう。
その議論すべき案件に対する勉強会や情報提供の場を党や派閥など関係なくして行う。力やお金のない弱小政党だって参加できるようになれば公平性が保たれますからね。
政党ありきではなく政策ありきで政治が行われるべきだと思っています。
砂漠に水を一滴垂らしたところで何が起きるでしょうか?たとえ、それが1億2千万滴の水を垂らしたところで同じことがいえるでしょう。
一滴の水を無駄にしない形にならない限り、この国は変わらないと思っています。
国を変えるためにまずやらないといけないこと。それが政党廃止による国会運営の見直しだと私は思っています。選挙制度はその次の話。
だから選挙に行く行かないの議論の前にまずしなければいけないことがあるんじゃないの?ってのが私の考え。
私がオーストラリアに住んでいた当時、選挙に行かない人は罰金を払わなければいけませんでした。その代わり、期日前投票の期間が異常に長かったんです。投票率を上げたいのであれば、それもまたひとつの方法でしょう。投票率を上げることを望まない政治家が多いように思われますので実現しないでしょうけど。
ついでなんで、国民審査についても!
見たことも聞いたこともない最高裁判所の裁判官を何をもってして判断するわけ?適当に×を付けてる人がほとんどじゃないのかな。そんなのに意味があるの?
情報は開示しているので、きちんと調べて投票しないあなたが悪い!って言われるんでしょうけどね(笑)
私は政治家になるつもりはありません。だから、何も言いません。私に選挙に行かないんですか?と尋ねない限りはね(笑)
「ねぇ、めんどい話だったでしょ?」
「はい」
海景先生が納得していました。
彼女は、もう二度と私に選挙の話をしてこないでしょうね(笑)
また余計なことを書いてしまいました。
幸か不幸か炎上するほど影響力はありませんから心配いりませんけどね\(^o^)/