チューブラータイヤ インプレッション | To-yoのブログ

チューブラータイヤ インプレッション

※Vittriaのcorsaとrallyの製品名の誤記有りましたので訂正20170604


これまで7年近く乗ってきた中華カーボンTTですが、ホイールの都合も有り全てがチューブラータイヤでした。
近年ではクリンチャータイヤの性能向上も有り、ホイールがクッソ軽いカーボンでも無い限りはチューブラーを使う機会は一般的に無いと思うものの、自分の中で最近チューブラーが良いんです。
その理由は後述しますが、まずはチューブラータイヤを使ってきたインプレッションから♫

◼️Vittoria rallyまたはstrada

人生初のチューブラーは、アマゾンやチャリ屋の店頭で2000円程度で買える最廉価グレードでした。チューブラータイヤのレースにも使える高級品は1万円近くもする為、ぶっちゃけ、こんな細っい接地面積とカチカチの高圧タイヤで良いも悪いも無いだろうと妄想して買ったのがこちら。
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よく一般的にチューブラーはクリンチャーと比べて、
・しなやかな乗り心地
・転がり抵抗少なくペダリングが軽い
・パンクしづらい
・チューブの重量考慮すれば軽い

などなど、多大なメリットがまことしやかに言われておりますが、このstradaを初めて履いた時
全く良さを感じないじゃん。
と思いつつも、後に1年間位安さだけで使い続けた貧乏タイヤでした。以前に乗っていたクリンチャーのアルミロードと比べても、車体構成の影響もありとにかく乗り心地は良くなくフツーのタイヤです。安っいクリンチャーとも変わらない感じです。
そして何より、
アホみたいにパンクする。
空気圧が8.5bar超えだと上手く走れて1000km程度だったと思います。小石が簡単に突き刺さるようで、最短では50km以内で亡くなられた事もあったタイヤでした。。。チューブラーなのでもちろん修理はきかず、パンクの度に新品交換を強いられますので安いタイヤの癖にランニングコストが凄くかかってた気がします。


◼️TUFO S33 PRO

stradaの後に手を出したのがTUFOです。値段は国内流通価格でも4000円程度で買える安い部類のタイヤです。当時はこれでも高級品を買った気分になってました(笑)
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当時、こいつを選んだ理由は
・stradaのパンクの我慢に限界
・ホイールに組んだ時に真っ黒に見える
・バルブコアが外せるので色々便利
・ギリギリ出せる値段

つまりのところ、なんとなくカケで買ってみたタイヤというところでしょうか。

で、このタイヤ、
とにかくパンクしづらい!
空気圧が高過ぎると厳しいですが、それさえ気にしていれば平気で2〜3000kmは持つ良タイヤでした。お財布的にですがね。
結局かれこれ5年間位はずっとこれで、常に自宅には1〜2本をストックしておかないと落ち着かない位、愛用したタイヤです。

まぁしかし…
なんだか乗り心地が硬い。悪い。
荒れた路面との相性は最悪で、白線の上を高速一本橋状態で走りたくなってしまうのもこのタイヤ。
だってwiggleの商品説明には
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TPI60!!!マジか!
1インチに織り込まれている繊維数が、僅かに60本しかないのです。TPIが高ければ高いほど、繊細な繊維を数多く使ってしなやかになると言われてまして、2000円位の貧乏チューブラーですらTPI220であり、高級レース用ともなればTPI320にもなってきます。wiggleの誤記なのか何なのか詳しくは面倒なので調べませんが、荒い路面上は体感出来るレベルで乗り心地が悪くて疲れるタイヤでした。


◼️Vittria CORSA CX

国内実勢で1万円位であり、いわゆるレース用高級品の部類になるチューブラーです。
このCORSA CXはロードバイクタイヤの名作らしく、世界中多くのプロやガチレース、タイヤメーカーのベンチマークなど、ロードバイクのタイヤの基準みたいな存在っぽいです。
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チューブラーと言えばCORSA。クリンチャー勢が目指す姿もCORSA。
もう知れば知るほど試したくなり、海外通販でたまたま4000円位のタイミングで試しに買ってみました。ぶっちゃけ何も変わらなくても、TUFOと同じ位の値段ならまぁよいかと。

とりあえず今までのTUFOと同じ8barで乗ってみたところ、
体感出来るレベルで乗り心地良い&振動少ない
チャリンコのタイヤでまさかこんなに良くなるとは衝撃的でした。その前のS33PROが際立って悪すぎたのかも(笑)まぁ、TUFOやstradaどちらと比べても明らかに良い乗り心地で格が違います。

CORSAについてまとめると、
・良いと皆が言う物は試すべき
・まるで1〜1.5bar空気が少ないような乗り心地
・それでも良く転がるような気がする
・海外通販ならそこそこ安いから、もう一生これで良いかも。

そして感動のCORSA初ライドから数日後…
再び乗ろうとした時に衝撃的な事態が!!(笑)

前後ともタイヤがベコベコ。
空気抜けちゃってるよ!

チャリンコのタイヤに1万円位もはたいたのに…(T ^ T)自分のあまりの運の無さに愕然としつつ、とりあえずフロアポンプでダメ元で空気を入れてみたところ、
完全復活。パンク無し。
は?なぜなの?
全く意味も分からずどうしてなのか調べてみると、内包しているチューブの材質が天然のラテックスなんですよね。安いチューブラーや、クリンチャー用チューブって科学的なブチルゴムなんで材質が全然違うんです。ラテックスチューブは空気が抜けやすいものの、伸縮や変形に追従し易いらしいです。両者のチューブの切れっ端をもってグイグイした事があるのですが、粘性抵抗が全然ラテックスは感じられませんでした。

理屈はどうだか定かじゃありませんが、高級チューブラーは大抵ラテックスチューブを使っていますし、乗り心地と転がりには寄与しているものと思います。ちなみにクリンチャー用のラテックスチューブだと2000円以上したりするので、高級チューブラーの価格も妥当なのかなと思い始めてきました。
正直、もうブチルチューブの安いチューブラーは乗りたくないです(笑)

stradaを使っていた頃がウソのように、すっかり気持ちがセレブリティになりつつあったころ、海外通販を覗いていると
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¥3312!
しかもこの時は20%オフクーポンがあった為、¥2700位で買えちゃったんです。
ええ、勢い余って、
7本購入。あと20000km分はタイヤに困らないと思います。。。
クリンチャー用のラテックスチューブ並の価格で買えるのですから、実はチューブラーってコスパが良いのかもしれませんね。