ハミングバードとその対策(いまさらながら) | CyberAgent SEO Information  (サイバーエージェントSEO情報ブログ)

CyberAgent SEO Information  (サイバーエージェントSEO情報ブログ)

サイバーエージェントSEOグローバルイノベーションプロジェクト(SGIP)です。当ブログでは、皆様がウェブサイトを運営するにあたって必要となるSEOに関する情報をご提供して参ります。

久々にブログを書いてみます。
リハビリ開始という感じでゆるめの「いまさら」な記事から。ハミングバードについて勝手な考察です。


ハミングバードとは?ハミングバードの影響は?

ハミングバードがリリースされて数か月が経とうとしています。

日本語に導入されているのか?されていないのか?
もはっきりしたことは分かりませんが、開発者には日本人の方が含まれているということなので
まったくないということはない、というのを期待したいと思っています。

ハミングバードは過去のGoogleの検索におけるもっとも大きな変更とのことでリリースされています。
「過去のGoogleの検索おけるもっとも大きな変更」
と書くと、どれだけ大きなランク変動があったんだ!と思いがちですが(私もその一人です)
実際にはGoogleのランクそのものは決して大きな変動があったとは言えないと思います。
世界の検索クエリの90%に影響を及ぼしたとGoogleが発表しているわりに、
まったく騒がれていないのがこのハミングバードです。


8月の各検索エンジンのランク変動データを見てみると、
8/17(データ自体は8/16のもの)にgoogle.comにおいて大きな変動数値の山があるので、
ここで何かがあった可能性はあります。
ただ、世界的にも大きく騒がれなかったこと、
日本では騒がれてもいませんし、データ上も大きな動きがないことから、
そこまでアルゴリズム変更そのものは現時点で気にするべきものではないと思います。
90%の影響と言っても何に対する90%なのか、またそれぞれどの程度変化したのかよくわかりませんし、
ひょっとしたら90%の検索クエリに対して、どこかにユニバーサルサーチの挿し込まれ方が変わったとか、
20位以降のランクが低いところで変わったのかもしれません。

その後の数々の情報から、ハミングバードは
検索プラットフォームの刷新であり、
特にスマートフォンでの音声検索に見られる、複雑な検索クエリを意識した
クエリの解釈の変更を中心にしたアルゴリズム変更であると言われています。

例えばこれまで
「渋谷駅近くのおいしいラーメンを食べたい」
と検索すると
「渋谷駅」「近く」「おいしい」「ラーメン」「食べたい」
が入ったページを中心に検索結果を生成していました。
これが様々なハミングバードの状況から勘案するに、
「この人は渋谷駅のおいしいラーメンの情報サイトを探しているんだ!」
というクエリの解釈をして、
「渋谷駅」「おいしい」「ラーメン」
に近い結果を返すということになるようです。

これは非常に理にかなった変更であり、より検索ユーザーの意図を汲んだものになると思われます。
ただし、実際のところ日本語ではそこまで精度があがっているようにも思えず、
(もしくは導入されていないという方もいらっしゃいますが)


「埼玉県川口市のラーメン」
で検索すると、全文検索状態の検索結果のままでした。
そのほかの言語でもこのような状態は見られており、ハミングバードが入っていたとしても精度はこれからという感じでしょうか?

ハミングバードへの対策

実際に大きな動きがなかったものでもあり、
今まで通り、良質なコンテンツを作り構造含め良質な使い勝手の良いサイトに仕上げていくことに変化はないと思われます。

その中で今後さらに解釈が進んだ場合意識しておいたほうがよさそうなことですが、
・共起語、関連語
・クエリや単語の意図
の2点があるかと思います。

1,共起語・関連語
「最も痩せやすいダイエット方法」というクエリがあったとすると、ハミングバードによってクエリを解釈した場合
「最も」→「一番」「最高」
「痩せやすい」→「効果的」「効果がある」「痩せられる」
「ダイエット方法」→「ダイエット」
などと言い換えや解釈を行って。これらを組み合わせた中での最良の結果を出してくる可能性があります。
この際、共起語と言われる、ある言葉と良く組み合わせで使われる言葉(「ハム」と「チーズ」 とか 「サッカー」と「ゴール」など)や
類義語・関連語が存在していると上記の解釈がしやすくなる、もしくは上記の意味にへの適合度が高いと判断される可能性があると思われます。
そのため、共起語や関連語を記述していくことでランクが上がる可能性(というよりもむしろランキングが上がる機会)が増すかもしれません。
なお、直近のランクとページ内のキーワード数を分析してみると、
ページ内単語数がある一定量を超えるとランクが不安定になるのですが、
それもユニーク単語数が多い場合は問題なくなるなどの傾向が出ています。
これは、英語では良くあることですが同じ単語の繰り返しではなく関連語や類義語を使った「言い換え」をGoogleが好んでいると言えるのではないでしょうか?

2,クエリや単語の意図
「渋谷でおいしいイタリアン」のようなクエリがあった場合、競合となるのは
「渋谷区 おいしい イタリアン」「渋谷駅 おいしい イタリアン」含まれると考える必要があります。
また(現状ではまだはっきりこの傾向はないですが)Googleが、
「普通、『渋谷』と言ったら『渋谷駅』を指すであろう」と「渋谷区」の情報を出さず「渋谷駅」に限定していくかもしれません。
クエリに対して何かしらの“限定”を付け加える可能性もあるため注意が必要だと思われます。


ただ、いずれにしても現在の日本語の検索においては大きな影響がはっきり出ているわけではなく
結局クエリに適合した、またクエリに対してどういうとが含まれているかに適合したページが上がってきているに過ぎません。
それらに対応する当たり前のSEOをやっておけば特に恐れるものではない、というのがハミングバードではないかなと思っています。


※なおここで説明したことについてはオーガニックサーチ部分に特化した、ハミングバードのほんの一部分だけについてしか解説しきれていないことを付記しておきます

今回は完全に「いまさら」な記事でリハビリしましたので、次回から徐々に新しい情報も取り込めたらと思っています。よろしくお願いします。