マイクロソフト 次世代検索サービス「Bing(TM)」を発表
というエントリーで、6月3日にマイクロソフトがBingという新しい検索エンジンをリリースすると書きましたが、
なんとすでにリリースされてしまっています。
6月1日から使うことができたようで、マイクロソフトのリリースはなんだったんだろうか?
という疑問が沸いて来ます。
LiveSearch自体使用している人は少ないでしょうが、
諸所で使われているSEO系のツールなんかでは、
そのツールがMSNに対して使えなくなったものもあるのではないでしょうか?
さて、リリース日がなぜ変わってしまったかはさておき、
そんなBingを使ってみましたが、3カラムのインターフェイスは思ったほど違和感がないかなという印象でしょうか。
なんとなく関連キーワードが見難いとか、
スポンサーサイトの量が多い気がして、
コンセプト的に東アジアのほかの国のエンジンをどことなく連想してしまいましたが(私だけ?)、
これも慣れかなという感じです。
ファーストビューでオーガニック検索結果がまったくでないものが多々ありますので、
そのあたりはちょっとどうかな?というのはありますが。
さて、気になるオーガニックの検索結果ですが、
5ワードほど、Yahoo!、Googleと比べてみました。
以下Bingにおいて10位以内に表示されているものがYahoo!、Googleでそれぞれいくつ10位以内に入っているかの件数です。
「キャッシング」
Yahoo!⇒5件 Google⇒1件
「FX」
Yahoo!⇒3件 Google⇒0件
「東京 マンション」
Yahoo!⇒6件(ただし1件はページ違い) Google⇒2件(ただし1件はページ違い)
「にきび」
Yahoo!⇒1件 Google⇒1件
※カタカナとの揺れの認識はできていない模様
「引っ越し」
Yahoo!⇒4件 Google⇒2件
※「引越」「引越し」との揺れの認識はできていない模様
というわけで、どちらかというと検索結果はYahoo!に近いかなと言う印象です。
Googleの検索結果とはだいぶ違いがあると思います。
なお、ワードの揺れなど日本語への対応はまだまだと言ったところ。
「えら」と検索すると「えらべる」が出てくるなど、形態素解析、辞書機能の強化についてもこれからというところでしょうか?
いずれにしても、長年ノウハウを蓄積してきているGoogle、Yahoo!と勝負するわけですから生半可なことでは意味がないと思います。
機能面、検索の精度ともに徹底的に改善してもらいたいと思います。
なお、FireFox3.0.10で見ると、
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なのに、IE6だと、
関連ワードも出ていません。
IEなのに。。。早くIE8に変えろ!ってことですかね??
なお、BingとGoogle、Yahoo!で検索すると、
と、Bingは上位にきません。リクナビが両方とも上位に。。
まだ新しいサイトですがこのあたりはケアしてもらいたいものです。
単純に使いたいときに不便なので。MSNに行けばいい話ですが。
【木村 賢】