かれこれ5本目のオーダーとなるスロージギングのお客様。
今回は極めつけ。1kgのジグで水深700mを視野に入れたトンデモロッド。
お互いに未知の領域だけにブランク選定、パーツ選定からじっくりと打ち合わせを重ねての製作となりました。
そこでお客様からの相談。
「ここの溝、何とか消せない?指があたって痛いんだよね。」
富士工業のリールシートには必ずあるスクリュー部の溝。
これはフード内部にある突起がはまって、フードが回転しないようになっているんです。
バス用のリールでは、ここの露出はあまり気になりませんが、スロージギング用だと別。リールフットが大きいので露出が大きくなり、それにちょうど指が溝の上に乗る形になってしまうんです。
「何でもいいから埋めて」というリクエストでしたが、プロのビルダーとしての腕の見せ所。
溝をパテで埋めて、きれいに成型してから塗装。
これで指の痛みは解消。各メーカーさん、真似していただいてOKですよ。
それと、お持込でもこの加工も承ります。
元のリールシートの塗装にもよりますが、グロスブラックであれば2500円で承ります。
スロージガーのみなさん、如何ですか?
そして、このアイディアから生まれた、また別の加工。
それは次回ご紹介いたしますね。
矢印の間には溝があったんです。分からないでしょ?