空港には、黒く美しい飛行機の翼。


出発ロビーに佇むのは、ブロンドの長い髪をたなびかせた黒い衣装の美女。


それは、ターミナルビル1階のエスカレーターから2階へ進むと見えてくるメーテルの姿です。


凜とした表情は、旅立ちへの『決意』や『覚悟』でしょうか。


柔らかく表現された髪との対比が、なんとも素敵です。


一番のお気に入りは、映画『さよなら銀河鉄道999―アンドロメダ終着駅―』のエンディングを彷彿とさせる、後ろからのアングル。


同じフロアにあるピアノで、誰かに『SAYONARA』を弾いて欲しいなぁ~。



24時間発着可能な北九州空港の開港15周年を記念して、北九州市の制作会社COLTと東映アニメーションのコラボで制作された等身大フィギュア。

3Dデザインは北九州市で活躍するスペイン出身のCGジェネラリスト、トニ・マタス・ニコラウさんが担当されたそうです。

3月14日の式典では、松本零士先生の代わりに、実弟で早稲田大学名誉教授の松本將(ススム)さんが挨拶を述べられました。

北九州空港に1人、JR小倉駅(総合案内所&北側デッキ)に2人。

北九州市には3人のメーテルが居ます。

現在、過去、未来?

さながら時間を旅するメーテルです。







北九州空港でのメーテルとの出逢いから、時を遡ること約1ヶ月前。

2月11日、前回の記事にアップした『銀河鉄道999』シネマコンサートに行く為、JR小倉駅のメーテルに見送られながら大阪へと向かいました。

主催者も奏者も観客も、全ての人たちが安全に留意しながらの公演です。

フェニーチェSACAYに貼られた999のポスターと、メーテルの声が響く会場アナウンス。

そして、フルオーケストラと大スクリーンでの『劇場版 銀河鉄道999』が始まります。

この空間は、まるでタイムマシン。

一瞬で、少年の頃へと時間旅行です。

極上のシネマコンサートに大きな拍手と、心の中で何度も「ありがとう」を送りました。

いつかまた開催されることを願います。

行きたくても行けなかったファンの為にも。

因みに、2月6日の東京・夜公演では松本零士先生も登壇されたとか。

お元気で何よりです。






今年は『劇場版 銀河鉄道999』(´79)の続編、『さよなら銀河鉄道999』(´81)の劇場公開から40年。

私には、交響詩『さよなら銀河鉄道999』を含むコンサートで、作曲者の東海林修先生を紹介してくれた友人がいます。

「少人数でも使えるホールがあれば」とサロンをつくり、ピアノ指導や音楽カフェなどもされている主宰者です。

本日6月5日、サロン5周年の日に合わせ東京へ行く予定でした。

しかも、当日は『銀河鉄道999』シネマコンサート 再演の日です。

こんな機会は滅多にありませんが、諸事情により今回は断念することにしました。

遠く同じ星空の下から「5周年おめでとうございます。」
また、昨年は延期となっていた松田聖子さんの夏のコンサートツアーも、本日6月5日が初日です。

政府や地方自治体より示されたイベント開催ガイドラインを遵守し、感染対策上の会場規則に合わせ、安全に振替公演を開催できるように準備を進めております。(HP引用)
 
Happy 40th Anniversary!!
Seiko Matsuda Concert Tour 2020~2021
"Singles & Very Best Songs Collection!!"

1年遅れの40周年記念コンサートツアーが、無事に最終日を迎えられますように。

改めて「40周年おめでとうございます。」
余談ですが、松田聖子さんのローマ字表記『SEIKO』が縁でCMに起用された、日本を代表する時計メーカー『SEIKO』は今年創業140年。

2001年、松本零士先生の紫綬褒章受章記念に製作されたのは、SEIKOの腕時計や懐中時計でした。

「長年共に暮らし世界中を駆け巡り遂には宇宙まで行った私のセイコー時計、その偉大なセイコーさんにこの時計を作って頂きました。とても嬉しいです。」

松本零士先生がメッセージカードに記されたように、宇宙に行った国産初の自動巻きクロノグラフはSEIKO。

1973年11月16日、アメリカ初の宇宙ステーション・スカイラブ4号の宇宙飛行士としてウィリアム・ポーグがサターンロケットIB型に乗り込む際、宇宙服のズボンポケットに入れていたのがSEIKOの腕時計でした。(出典:SEIKO MUSEUM)





さて、時間とは『過ぎゆくものなのか』『やって来るものなのか』

どんなに考えを巡らせても、1日24時間、時は刻まれ続けています。

スイスで創業した腕時計の老舗ブランド『Ω』OMEGAは、ギリシア文字の究極、24番目の文字です。

OMEGAのスピードマスタープロフェッショナルは、1969年アポロ11号のニール・アームストロング船長が「これは1人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩である」と発した月面でも着用されています。

2000年、OMEGAと松本零士先生のコラボにより、裏蓋に『メーテル』『ご自身のサイン』『シリアルナンバー』が刻印された、見た目は通常のスピードマスタープロフェッショナル『銀河鉄道999』が販売されました。(限定1999本)

2004年には松本零士先生デザインによる、インダイヤル3時位置に『火星』6時位置に『月』9時位置に『地球』を配した、スピードマスタープロフェッショナル『フロム・ザ・ムーン・トゥ・マーズ』も存在します。

残念ながら『フロム・ザ・ムーン・トゥ・マーズ』を私は所有していませんが、『999』のスピードマスターは何年も前から私と同じ時を生きるパートナーです。

人類史上初めて月に降り立った腕時計に、敬意と親愛を込めた呼称は『ムーンウォッチ』

松本零士先生が望む宇宙旅行に私も想いを馳せながら、これからもムーンウォッチを大切にしていきます。

尚、人類初の有人宇宙飛行としてユーリイ・ガガーリンがボストーク1号に単身搭乗した際、「地球は青かった」の言葉を残したとされる1961年から今年で60年です。

その40年後の2001年には民間人が初の宇宙旅行を実現しました。

今年2021年には、初の民間人のみの宇宙旅行が予定されています。






ではラストに、今回の記事『時間旅行』繋がりで、タイトルに『時間(TIME)』を含む『銀河鉄道999~星空はタイムマシーン~』の話を。

2007年、漫画『銀河鉄道999』連載開始30周年の記念と、『大型映像にしたい作品No.1(日本大型映像協会調べ)』を受け、東映アニメーションが『銀河鉄道999』のオリジナルストーリーを企画・製作しました。

科学館,博物館,水族館やプラネタリウムなど、巨大なスクリーン(平面20×28m
、全天周ドーム直径28m)での上映を想定した精緻なCGアニメーション作品『銀河鉄道999~星空はタイムマシーン~』は全3部作。

私は第1部『太陽系・恐竜絶滅篇』を、日本最大級のIMAXスクリーン『ギャラクシーシアター(@スペースワールド)』で鑑賞しました。

今後、第2部『外宇宙・馬頭星雲篇』、第3部『超時空・星空はタイムマシーン篇』が製作されますよう期待しております。





【お知らせ】

TOKYO2020 OFFICIAL ONLINE SHOP 』から、松本零士先生と『キャプテン翼』の高橋陽一先生が手掛けた『ラッキーキャット東京エディション 』のご紹介です。

アートを通して歴代オリンピックの物語を伝えるプロジェクト『オリンピックヘリテージコレクション』

日本で幸運の意味を持つ伝統的な陶器である“招き猫”と、日本が世界に誇る文化である“漫画”を掛け合わせた特別なアートコレクションです。

1964年に日本で開催された第18回オリンピック競技大会を知る松本零士先生は、当時の大会種目の中でも印象に残る水泳を、いつまでも色褪せない喜びの瞬間として表現。

高橋陽一先生は、日本の国旗の日の丸をサッカーボールで表し、サッカーという競技を通してすべてのオリンピック・パラリンピック選手の成功を応援するメッセージをデザインに込めました。

素材:【本体】磁器 【フレーム】アクリル
サイズ:【フレームサイズ 】W140mm x H140mm x D80mm 【招き猫サイズ 】W43mm x H72mm(HP引用)