埼玉県小川町にある穴八幡古墳 へ。
穴八幡古墳
小川町大字大塚と増尾の間に位置する八幡台地のほぼ頂部に立地する穴八幡古墳は、埼玉県内でも最大級の規模を持つ方墳です。
首長を治めた横穴式石室は南に開口し、内部には下里産出と考えられる大きな緑泥石片岩を利用しています。
また、この位置が小川の盆地を一望にみわたせることなどから、この古墳の被葬者はこの盆地を治めた有力人物であったのかも知れません。
新編武蔵風土記稿によれば、この古墳は寛文(一六六一~一六七三年)の頃、切りくずして陸田にしようとしたところ、石室が現れたので中止したことが記されています。
なお、文政十二(一八二九)年、島田氏が八幡神社を勧請したので穴八幡と呼ばれるようになり、遠く江戸吉原のおいらん衆が奉納した提灯や手ぬぐいが残っていました。
高さが5.6m・一辺28.2mの方墳
7世紀の後半
円形とされていましたが、方形であることが判明しました。
全長8.2mの横穴式石室
小川町下里地域で採掘される緑泥石片岩など結晶片岩の一枚石を組み合わせて造られている
前室と後室に分かれています。
後室の壁も見てみたいですねー。
南から西回りで1周します。
2重の周堀
内堀:東西で39m・南北で約40m
溝幅は最大で7.4m
外堀:東西約60m
外堀の南半分については確認されていない
西側の風景です。
これが解説板にあった”小川の盆地を一望”ですね。
1周しました。