若田古墳群のなかで隣り合わせに並んでいるのは、若田大塚古墳と楢ノ木塚古墳です。
まずは、右手の若田大塚古墳へ。
若田大塚古墳
径:29.5m、 高さ:7.5mの円墳
二段築成
葺石
円筒埴輪・形象埴輪
6世紀初頭
石室全長:4.25m
盗掘坑に残されていた鐡槍・横矧板鋲留式短甲など
普通竪穴式石室は墳頂に近い所に造られます。けれどもこの竪穴式石室は基壇上に造られているそうです。
これは、横穴式石室が西から群馬に伝わってきた、竪穴式から横穴式への過渡期に造られた古墳かもしれないといわれます。
階段があったので上ってみました。
階段を半分くらい上がったところで、後ろから人が走ってくる音が聞こえました。ちょっと怖くなって、急いで墳頂にあがり身構えていると・・・
その人は私の脇を通り過ぎ、墳頂の祠に手を合わせると、また走り去っていきました。
クライムサスペンスの見過ぎですね(^▽^;) NCIシリーズとかクリミナルマインドとか好きなんです、私。
祠に手を合わせ、次の古墳へ。こちらは上れなそうです(笑)
楢ノ木塚古墳
径17.5mの円墳
石室き自然石を用いた全長6.35m袖無型横穴式石室
副葬品は馬金具や鉄鏃片
6世紀前半
若田古墳群
物見塚古墳
径15mの円墳
高さ4.5m(現況3m)
6世紀
東から
北から
西から
上にあるものが早く見たくてさささ~と1周。1周したところで、墳頂へ上りました。
石室の一部が露出しています。
玄室側壁や奥壁はもとに位置にある
須恵器や埴輪片が出土
巨石の間からのぞくこの石。丸いぽっちがついています。
なんだろう?石室の石って、こんな加工しないよね?埴輪の一部?んー、土製品ぽくない。やっぱり石だよね?もしや石棺???
家に帰ってから色々なブログを読みましたけれど、これについて触れている人は見当たりません。どなたかご存知でしたら、教えてください!
この古墳の上からの眺望がよいことから「物見塚」と名がついたそうです。また古墳の北側に草津道が通っていて、旅人がこの古墳の上で一休みすることで「休み塚」とも。