お互いが怪我をしないように望んでいますが。でもそれがなかなかね… | 介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

世間の介護事情や認知症介護についてあれこれ言いあう場。政府だけに頼らず手っ取り早く現場を変えられるのは介護職員です。

最近認知症の進行が著しく、介護拒否のある利用者さんがいます。

歩行もでき…
体もまだまだ丈夫な為、力も相当あります。
(女性です)

全般的に介護拒否はあるのですが、特に排泄に関しては拒否が酷く、本当に自分の気分が良いときでは無い限り排泄の介入は非常に困難です。

今までは比較的私と良好な関係を保つことが出来ていたのですが、最近では全く私でも対応不可能となってしまいました。



誰でも排泄に関しては、他人が介入することに抵抗はあるでしょう。当たり前のことです。
でも認知症となるとそれが輪を掛けて困難となってしまいます。



手を替え品を替え、さらに試行錯誤して職員も排泄介助にトライしてくれます。
押してもダメなら引くこともしています。

でも本当に高い確率で介入できていません。




トイレ誘導も拒否…
パット交換も拒否…
パット交換が出来ないのだからリハパンも交換できません…
さらにリハパンも交換できないのだから、失禁した更衣交換も出来るわけ無いのです。


濡れた衣服でフロアで過ごすので、椅子やソファーはビショビショになってしまいます……………




こうなると職員の対応も二手に分かれます…


力ずくでも更衣交換する職員…

時間は掛かるけど、本人が気持ち悪いな〜?と感じ、私たちの介入を受け入れてくれるまで待つ職員…


一応私からは無理な介助はしないようお願いはしています。
対象となっている利用者は、力もあり暴力も半端無いので、お互いの怪我のリスクを避けたいので…
(実際怪我をした職員もいます)


私からのお願い…
「介入出来るチャンスを待ちましょう」
ヽ(´o`;



でもねやっぱり力ずくでやっちゃう職員もいるんですよ。
全身ビショビショだし、他の利用者からはクレーム来るしね。
このままじゃ本人が可哀相と思っちゃうんでしょうね〜。


待つのか攻めるのか…
私も本当にどちらが良いか判りません。

要は利用者本人が、どう思っているか…
望んでいるか…
ですよね……………




とにかく利用者や職員が、先ずは怪我を受けないことが重要だと私は思っているので、無理な介助はしないで待ちましょうと言っています。



今後は服薬で精神の調整を目指すことになりました。