親の最期を看取るということ | 介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

世間の介護事情や認知症介護についてあれこれ言いあう場。政府だけに頼らず手っ取り早く現場を変えられるのは介護職員です。

また一人看取りの利用者さん…
もう食べられなくなって1週間が過ぎました。


食べられなくなって…
っと言うより、食べなくなってから毎日
夕食時に娘さんが食事の介助に来てくださります。


時間をかけて少しでも多く食べて欲しいと
1時間かけて介助してくれています。

それでも食べられる量は2〜3割ほどですが…


我々としたら無理に食べさせていないかと心配です。
それと看取り期の時間をかけた食事介助は、利用者にとって非常に身体的に負担ですから…


その旨を娘さんに説明すると
医師でもある旦那さんにも同じ事を言われたと言っていました。



看取りのこの時期は、点滴をしても体に吸収が行き届かず、逆に体を弱らす原因にもなると言われたそうです。
また当の本人は現役の看護師なんです…
看取りについての知識は十分に解っているはずです。



娘さんとしては施設の職員や、医師でもある旦那さんに看取りについて説明を受けても、実の親の最期の姿を見てられないんでしょうね……………

気持ちはすごくわかります。
(−_−;)




我々は客観的に利用者と接していますが
看護師でもある娘さんでも実の親の姿は
特別なんでしょう。




今年になり看取りの利用者さんを見送るのは
これで四人目です。
毎回ですがそれぞれ家族のドラマがあり、とても勉強になります。


安らかな最期がむかえられるよう祈るだけしか出来ませんが……………