殺してしまうかも | 介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

世間の介護事情や認知症介護についてあれこれ言いあう場。政府だけに頼らず手っ取り早く現場を変えられるのは介護職員です。

今日…緊急入所で新しい利用者が入所してきました。
(ショートでは利用していた)

家族の虐待、ネグレクトが原因らしいです。

全身痣だらけ……………
時々うちの施設にショートを利用していたということで
親戚がお願いしたらしいです。



このままじゃ殺してしまうかも……………って。




バリバリの認知症。
意思疎通は全くできません……………



確かに在宅では不可能なレベルですし
専門職の我々でさへ厳しいです。



つい先日「早く死んで欲しいと」いうブログを書いたばかりなので
自分自身もショックを隠せません。



心では死んで欲しいと思っていても、実際本当に
死と隣り合わせの利用者がうちに入所するなんて思ってもいませんでした。





その利用者の家族だってショートを利用している時はとても感じの良い家族でしたし
とてもそんなことをするような家族には感じませんでした。


ただショートを利用していた時と違ったこと……………
急激なBPSDの悪化。


昼夜逆転に不潔行為…
暴力行為も時々あるそうです。







確かに虐待は許せないけど人間には限界があります。
私は虐待をする人すべての人を悪と呼べないのです……………


利用者のことを考えると可哀相だとは思うけど
それ以上に介護する家族の切羽詰まった現状に対し気の毒でたまりません。

殺人を犯せば法に罰せられる……………
でも法では認知症の治療はできません……………



じゃあ…どうすりゃ良いんでしょう。