介護の接遇を考える | 介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

世間の介護事情や認知症介護についてあれこれ言いあう場。政府だけに頼らず手っ取り早く現場を変えられるのは介護職員です。

今度 施設内研修で接遇に関する研修発表を私が行う事になりました。

テーマは介護の接遇を考える。

介護業界は接遇に関しての知識、考えが、他のサービス業界よりレベルが低い事はよく聞かれると思います。
そんな内容を業務改善レポートに書いて施設に提出したところ、是非とも施設内研修で職員に教えてあげて欲しいなんて施設長から頼まれてしまいました。
一度は断ったのですが (・・;)


そこで研修の一部を紹介しますね。


「こんな介護職員には介護されたくない」


皆さんは自分が介護を受ける立場になった時、こんな職員に介護を受けたくないと考えたことありますか?


私は今回の研修で資料を作成しながら、よくよく考えると自分は利用者に対して失礼な介護をしてきたなぁ~と反省しています。

職員間の会話の中で、「〇〇さん排便多量にあったよ~」なんて大きな声で言ったり。
「〇〇さん失禁してるよ~」とか。
「〇〇さん 朝食全量摂取~」なんて。
その他色々 こりゃ~まずいだろ という行為あると思います。

一生懸命お世話している職員にとって、なにも悪気が無いのかもしれませんが、介護を受けている利用者にとっては、「大きな声で言わないでよ」と思っているかもしれません。
あまりにも業務に一生懸命になり、当たり前のように排泄介助や、その他介助を行っている我々は、利用者の羞恥心に鈍くなっているのでしょう。

そうでなくても利用者は、介護をしてくれる職員に対し、申し訳ない気持ちで一杯なのですから、「大きな声で言わないで」なんて言えないのでしょう。
「当たり前だ」と思っている利用者もいますが…………(≧∇≦)



介護業界は接遇に関してまだまだ遅れている業界です。
このような事に気をつけながら介護業界を良くしていき、皆さんの施設でも接遇に関しての話し合いの場を広めて行ってはいかがでしょうか。
多くの介護施設の接遇レベルが上がり、日本の介護は最高と言われる環境になってもらいたいですね。