味方なんていない。
孤独とはよく言ったものだが。一人でいることが孤独なのではない。一人を感じることが孤独なのだ。
僕にとって言葉はとても大切なもので。
それなのに僕は言葉を失いつつある。
心を、失いつつある。
**********
5点セットのうち、とりあえず2点。それを新調することにしました。半年後くらいに、もう3点を新調します。

財布は長財布にしてみようと思っていたのですが(これまで折りたたみばかりだったので)、またもや折りたたみになってしまいました。
というのも、このグリーンが素晴らしく素敵だったから。茶やチョコ、黒やグレーなんかは長いのがあったのですが、何故かグリーンだけない! チョコに心が動かされたものの、「いや、やはりこのグリーンは捨てがたい。というか、どうせ後でグリーンが欲しくなるに違いない」と感じ。
中はカードと札入れです。シンプルに、あっさりと。

そして小銭入れ。もちろん同じシリーズで。このねぇ、小銭入れが秀逸で。他のブランドをさしおいてここの革になった最大の理由。
なんでもないフツーな形ですが、小銭入れなんですが、広げるとサイドの部分に小さい札入れがついているんです。折りたたんだ札が綺麗に入る。
これのおかげで、ちょっとした瞬間は小銭入れだけでなんとかなる。ありそうでなかなかないんですよね、この構造。
ところで革はカーフ型押しです。本当はリザードが欲しかったんですが、予算上。カーフでも結構してしまうので。
って、この画像だけで何処のか分かったら、凄いわ。
ここに至る過程。
エルメス―うーん、欲しいけど純粋に高すぎる。まぁ、まだ早い。
ヴィトン(ノマド・タイガ)―ノマドは兄と被る。タイガは欲しい色と型が揃ってない。
ボッテガ―というか、これは女子だと思う。
ハウスコックス―いやいや、革の質がここのところ落ちすぎでしょう。
エッティンガー―そういう奇抜さはいりません。
グレンロイヤル―もはや姿勢が好きじゃない。
ブリッグ―ここは悩みました。革の空気感は好きだけれど、接着部が気にかかる。あと、総革にして欲しい。でもトランクはいずれ欲しい。
万双―すごく良いしほしいとは思うけれど、今回はその無骨さは求めていない。
大峡製鞄―万双に同じ。どちらもそのうちダレスバッグは欲しいなぁ、と思う。
KTルイストン―コストパフォーマンスに惹かれるも、オール6の優等生という感じが微妙。
土屋鞄―うん。こどものランドセルはここのヌメがカッコイイよね。
GANZO―姿勢は好きだけれど、頑張りすぎで選びづらい。ガルーシャに型が揃っていたらアリだったかも。
ワイルドスワンズ―革や仕上げは素敵なんだけれど、あの丸みが苦手。
フェリージ―んー……ナイロンバッグで十分。
キプリス―質とコストパフォーマンスは魅力。でも今回欲しい質感じゃない。
ベグリン―あまりにも似合わない。
ハザウェイ―これなら、ハウスコックスでも良い。
JMデヴィットソン―堅牢だけど、堅牢さなら万双で良いように思えてしまった。
DIGAWEL―ギャルソンパースは良いけれど、常に札を折らなければいけないのがチョット。
アーツ&サイエンス―止め具を通す革部分の強度があまりにも不安。
コムデギャルソン―まぁ、長く使う財布としては検討外。
とまぁ、このほかもこまごましたのを入れて右往左往しながら考えて。最終的には。
①ヴィトン
②ブリッグ
③万双
この辺りで迷い迷いました。
そして出した結論が。

コレっていう(笑)。
名前を挙げていないところで気付いた方もいるでしょうが、カミーユ・フォルネ。ここに落ち着きました。型と革と価格のバランスが最も取れていて、それでいて好きで持つ人が他ほど多くもないので。
カミーユと言えばどうしても時計のバンドって感じがしてしまいますが、革小物全般も素敵なんです。
だからリザードとかクロコとかが欲しかったのですけれど、そこは、ね。
グリーンはサフィアーノ。プラダがよく使いますが、細かい型押し。タイガやエルメスで御馴染みのヴォーグレネ(サフィアーノより型押しが大きめ)とも迷いましたが、このサフィアーノ独特の光沢感と、何よりグリーンに魅かれて。
そういう意味ではエルメスでもやはり良いし、昔のタイガ(グリーンがあったんだよなぁ)でも良かったわけで。でも、カミーユの響きに今回は身を委ねることにしました。
つーことで、しばらくしたら定期入れと名刺入れが同じグリーンになることでしょう。あ、でも名刺と定期はヴォーグレネの赤でも良いかな…。あとはキーケースなんだけれど……これが悩みどころよなぁ、サフィアーノではないんだよな。
んー、キーケースだけ他にしよう。仕方があるまい。
**********
つか、渋すぎるって言われたなぁ、財布。
確かに25で持つ見た目ではないよね。若いならそれこそコードバンとかブライドルレザーの方が、らしい。
あー、つーか旅に出ているバセロン、戻ってこないかなぁ、およそ4月かー。
帰ってきて夏を越えたら、バンド変えよう。 arlequin